三菱一号館美術館公式ブログ「<アフター5女子割参加店舗!福光屋 丸の内店:インタビュー③福光屋の化粧品>」

三菱一号館美術館 公式ブログ 当館のイベントの様子や出来事をお知らせしていきます。

2017年4月18日

<アフター5女子割参加店舗!福光屋 丸の内店:インタビュー③福光屋の化粧品>

アフター5女子割では、スキンケアのサンプルが特典となっておりますが、食品以外の商品も展開されているのですね。

化粧品

はい、酒蔵としてここまでそろえているところは珍しいかもしれません。
「純米酒すっぴん」という商品が、お化粧品を開発するきっかけになった商品なのですが、こちらはお茶屋の芸子さんが口コミで広めてくださった商品です。ネットがそれほど普及していなかった時期でしたので、本当に口コミのみで一般のお客様にまで広がった商品です。発酵技術を活かした商品です。
もともと飲料用のお酒よりもアミノ酸が豊富に含まれているので、お化粧水として使って頂いてもいいですし、お顔以外にも使って頂ける商品です。
福光屋 すっぴん 小

また、現在はオイル美容が注目されておりまして、オイルというと何となく最後に使うイメージかもしれませんが、洗顔の後にオイルを塗って頂いて、その後にお化粧水などでお手入れして、最後にもう一度オイルをで蓋をしていただくという方法をおすすめしております。当店ではモイストオイルというお米からとれたオイルを販売しています。お米のオイル単体のものもありますし、そのオイルに植物由来の成分をプラスして贅沢に配合された商品もあります。通常サメからとれる成分として認識されていることが多い、スクワランという美容成分は、実はお米からも抽出することが出来ます。ただ1トンから4グラムしか取れないのですが。大変さらっとしていて、いま注目のアイテムです。
福光屋オイル 小
お試し用のサイズでもお買い求め頂けますし、サンプルもお渡ししておりますので、
お声掛け頂ければと思います。

器などもその時々で販売しておりますので、美術館の帰りにでもお店をのぞいて頂ければ。
期間限定のものも多いので、いつでもお気軽にお立ち寄りください!

小島店長、どうも有難うございました!
日本酒はもちろんのこと、美容にもよいおやつもたくさん発見。
展示会やイベントも開かれるという事ですので、ぜひお店を覗いてみてください。
福光屋丸の内店

2017年4月13日

<アフター5女子割参加店舗!福光屋 丸の内店:インタビュー②福光屋のおすすめ>

―福光屋さんのおすすめ商品を教えてください。
丸の内限定ラベルの商品です。普段は福光屋のロゴは小槌のみなのですが、
「丸の内」ということで、赤丸の内に小槌が描かれているラベルです。
ちょっとしたお持たせにもおすすめですし、木舛とセットになったものもございますので、お手土産におすすめです。
日本酒の銘柄では、「加賀鳶」が関東では一番人気のお酒です。今の季節ですと、しぼりたての春限定の純米大吟醸が入荷しております。日本酒は四季に寄り添った趣向品だと思いますので、季節ごとに販売される限定商品がおすすめです。加賀鳶は大変キレのあるお味が特徴で、食事とあわせても楽しんで頂けます。
福光屋 加賀鳶 豪華ラベル版
そして、現在女性に大人気の甘酒もございます。また先日発売されたばかり新商品、ライスミルクは甘酒のテクスチャーをさらりとなめらかにして、甘さも甘酒よりも控えめに作っておりますので、乳製品にアレルギーのある方でも楽しんで頂ける商品になっております。さっぱりとお飲み頂けます。ワーカーさんのおやつ時間にも対応して、ちょっとしたおやつもございます。
福光屋 甘酒
福光屋 ライスミルク
お昼休みの最後に立ち寄ってご購入されることも多いです。開店当初は全体としてに日本酒がメインのラインナップだったので、日本酒に興味のない方はあまり入店されなかったりもしたのですが、お菓子などを入口の近くにディスプレイすることで、それをご覧になった方が、ご来店されるという事も増えました。ワーカーさん同士の口コミで情報が広がっていくことが多いですね。

―奥にはバーもあるのですか?
はい、バー利用はもちろんですが、目玉商品として酒かすミルクソフトクリームがあります!都内では丸の内と玉川店の2店舗のみなので、ぜひお試しください。夜は帰り際に日本酒を飲みに立ち寄られる方も多いです。意外かもしれませんがお一人で立ち寄る女性のお客様も多いのですよ。
福光屋バー
―他におススメの商品はありますか?
こちらは「鏡花」という名前のお酒は、泉鏡花の名前をとってつけたものです。
金箔がはいった、軽やかでやわらかい味のするお酒です。春のお花見であったり、お祝い事のシーズンですのでこの季節に人気のお酒です。手ぬぐいを使ったラッピングも可能ですので、ご希望でしたら、お申し付けください。

光屋

2017年3月31日

<アフター5女子割参加店舗!福光屋 丸の内店:インタビュー①福光屋とは?>

本日は福光屋丸の内店の店長、小島さんにお話をお伺いしました。
福光屋といえば、金沢のお洒落な酒蔵のイメージですが、この度アフター5女子割にも初参加頂きました!
日本酒の他にもさまざまな商品が置かれている店内には、どのような思いがつまっているのでしょうか?
福光屋外観 左から

―お店のコンセプトを教えてください。
丸の内はいろいろなお客様がいらっしゃるということから、福光屋の旗艦店(フラッグシップショップ)として運営しております。日本のみならず、外国の方に向けても福光屋の日本酒を始めとする発酵技術や発酵文化をご紹介するお店として営業しています。

丸ノ内に開店して感じていることですが、オフィス街という土地柄もあるのか学ぶ意欲の大変高い方が多いな、という印象を受けております。現在は、U樂サークル(就業者向けのサークル)にも参加させて頂いておりますが、就業者の方以外でもお酒であったり、発酵食品に興味をお持ちで、深く知ろうとされる方が多くいらっしゃるので、そのような方を対象として、4月からはもっと学びの場を増やしていこうという事で、企画が進行しております。

光屋

―なるほど、学ぶ意欲が多い方がたくさんいらっしゃるという事で、今後はより深く発酵文化について学ぶイベントが企画されるのはとても楽しみですね。普段のお店の様子はどのような感じなのでしょうか?
ベースが酒蔵ですので、酒蔵直営の商品を始めとして新商品をご紹介しておりますが、そのほかにも金沢の文化であったり、美味しいお菓子、おつまみなどの食品もご紹介させて頂ければと思っております。丸の内は土日や祝日は、街歩きを楽しまれてふらりと立ち寄られる方が多く、平日はワーカーさんが中心です。店内で企画展示を行っていることもありますので、その際には展示会の作家さんや展示を目的としてご来店される方も多いですね。

次回は福光屋さんの商品について、詳しくお伺いします!
◆ナビ派展アフター5女子割について

2017年3月28日

ナビ派展の館長対談にご登場頂いた、城戸真亜子さんの展覧会開催中!

皆さま、こんにちは。
ナビ派展のMSS館長対談にご登場頂いた、城戸真亜子さんの展覧会のお知らせです。
城戸さんが描かれた作品を実際にご覧頂ける機会です。
ぜひこの機会に、会場にお運び頂ければ幸いです。

?????????【展覧会概要】
城戸真亜子展~めにうつるものもの~
2017年3月27日(月)~4月15日(土)
文房堂ギャラリー
〒105-051東京都千代田区神田神保町1-21-1
℡02-3291-3441(代)Fax03-3293-6374

【CONCEPT】
目に映るものものは
目に映ったその瞬間
別な意味を持ちはじめる。
ものや風景は、見られる人の勝手な思いに染められ
てんでに歪められながら
それでも平然と凛としてそこにあるのだろう。
城戸真亜子

【出品作品(予定)】
S120/1点「窓辺には花を」
S100/5点
「森には白い家を」「誕生日には花束を」「空には白い雲を」「プールには少女を」
「フロントガラスには雨粒を」
F60二枚組/1点「たゆたうー⑥」
F30/1点「たゆたうー⑨」
F20/3点「たゆたうー⑦⑧⑩」
SM号「たゆたう-③」
F0号「たゆたう-⑤」
F6号「たゆたう-⑫」
SM号「spring‐①」
SM号「spring‐②」
P10号「SAKU‐①②」
P10号「SAKU‐①②」
(全てキャンバスに油彩)

◆城戸真亜子さんオフィシャルサイトはこちらをご覧ください。

<ラ・メゾン・デュ・ショコラ 丸の内店インタビュー③: お客様は男性が多い?!いろいろなシーンでの楽しみ方>

皆さま、こんにちは。
前回に引き続き、ラ・メゾン・デュ・ショコラ 丸の内店さんのご紹介です。
今回が最終回です。お店にいらっしゃるお客様のチョコレートの楽しみ方をお話頂きました!

-お客様はどのような方が多いのでしょうか?
平日ですと、女性のお客様をあまりお見かけせず、男性のお客様がほとんどだった。という日もあります。
街歩きのついでにお立ち寄りになるというよりは、ギフトやお手土産用だったりすることも多いので、
大きめのしっかりとした箱をお選びになる方が多いですね。
メゾンドショコラ 店内 ケーキのケース側

-ご自身用に買いに来る方もいらっしゃいますか?
はい、毎週月曜日にいらっしゃる、(こちらも男性のお客様です)は、ブシェという種類の、お徳用サイズのチョコをご購入されていきます。お味の種類は小さいサイズのチョコよりも少ないのですが、ボリュームは小さいサイズの5個分くらいあります。気分に合わせた味を自分用のおやつとして、ご購入されます。
メゾンドショコラ チョコばら売り(ケース)

こちらは男性に限りませんが、劇場や映画館も近くにございますので、幕間のおやつ用として、チョコレートとマカロンを組み併せてご購入されていく方などもいらっしゃいます。
-なるほど、映画や演劇を見るときのおやつ!という選択肢もあるのですね。
メゾンドショコラ ティラミス
お昼休みや休憩時間には周辺のお茶屋さん、コーヒー屋さんで飲み物を購入され、それに合うチョコレートを選びに来る就業者の方もいらっしゃいます。味で選ばれるのももちろんですが、嫌いなお味がなければ形や模様で選ばれても楽しいと思いますよ。

今年はパリの40周年記念の年でもありますので、毎月のように新作が発表されます。
4月には、フランスのファッションブランドさんの香水とのコラボレーションを行った商品も発売されます。
是非色々な情報サイトをご確認ください。

-店内でチョコを食べることもできるのですか?
はい、奥のサロンをご利用頂けます。普段はチョコレートのドリンクや、コーヒー、紅茶、紅茶はマリアージュフレールさんの紅茶を使用しており、茶葉からお入れしてお出ししています。シャンパンもお楽しみ頂けますし、マカロンやケーキを召し上がって頂く事も可能です。平日は男性お一人で、すぐにパソコンで仕事をしたいという方がご利用になることも多いですね。土日は家族連れの方が多いので、混んでいることが多いです。
メゾンドショコラ 店内 サロンまで

ちなみに、ケーキはお持ち帰り用に1つ用の箱もご準備があるので、1つでも遠慮せずにお求め頂ければと思います。お取り置きも可能ですので、ランチの時に食べたいケーキを選んでおいて、お帰りの時までお取り置きも可能です。是非ご利用ください。

―最後に皆さんへのメッセージをお願いします。
他のブランドさんの方が、知名度が高いという事もあるのか、日本に来てから15年以上たちますし、パリでは40年以上の歴史もあるのですが、そもそも当店をご存じない方も多いので、是非「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」というショップがあるという事を知って頂きたいと思っております。見ているだけで楽しくなるような、お店づくりを心掛けておりますので、ギフト用はもちろんですが、ちょっとした自分へのご褒美といった用途でも、このあたりにお勤めの方に、ご利用頂ければ。

テイクアウト用のチョコレートドリンクも販売しておりますので、たまにはコーヒーではなく甘いものが飲みたいなと思われた時など、気軽にお試しください。メゾンドショコラ チョコレートドリンク

食べて頂ければ、味には自信がありますので!!

東山さん、詳しいお話を有難うございました!
メゾンドショコラ マカロン

※当日アルバイトに出勤していた学生さんに丸の内の印象を聞いてみたところ、なんと「チョコレートの街」という回答が!ビジネス街の印象が強いですが、よく考えると、オアゾのドゥバイヨルさん、や新丸ビルのショコラティエ パレ ド オールさん、そしてお隣のサダハルアオキさんなど有名店がたくさん!新しい丸の内を発見したのでした。

ラ・メゾン・デュ・ショコラ 丸の内店
ラ・メゾン・デュ・ショコラの歴史はこちら

2017年3月22日

<ラ・メゾン・デュ・ショコラ 丸の内店インタビュー②:一番のおすすめ商品とトレンドのタブレットチョコ>

皆さま、こんにちは。
前回に引き続き、ラ・メゾン・デュ・ショコラ 丸の内店さんのご紹介です。

-お店で一番のおすすめの商品を教えてください!
やはりこの茶色のお箱にロゴ入りリボンがかかった、こちらの商品が代表的な商品です。
ボックスのイメージが皆さまの印象に残っていることが多く、ご覧になった際に、「見たことある!」とおっしゃられる方がい多いですね。
メゾンドショコラ おすすめ箱入り

また最近はタブレット(板チョコ)も人気がありますよね。
最近よく見かけるビーントゥバー(Bean to Bar)は、カカオ豆を仕入れて、砕いて、練りつぶして板チョコにするといった工程をすべてご自身のお店で行われているかと思うのですが、当店では、当店の「○○」といった銘柄でお味が一定になるように、専門家に依頼しているのです。
カカオ豆の味も毎年変わりますし、同じ場所でも生産者によって、あるいはその時の環境によって味が変わってきてしまいますので、銘柄として味が変わらないように調整しています。
メゾンドショコラ タブレット

-紅茶などでも毎年、ブレンダ―さんがそのお店独自の銘柄を調合して味を調整していますが、その感覚と同じような感じなのですね。

ところで、小腹がすいた時用として、ビジネスバックにチョコレートをいれる男性が結構いらっしゃいます。年齢に関係なく、年齢が高かったり役職についていらっしゃる方でもしばしばお見かけします。もちろん高級チョコばかりでなく、スーパーで販売されいてる1箱100円程度のものも多いですが。ですので、よほど甘いものがお嫌いな方でない限りは、男性にもタブレットチョコのプレゼントというのは喜ばれるのではないでしょうか。タブレットチョコも気軽なプレゼント用としてギフト包装をご準備しておりますので、機会があればご利用ください。また、お味見も可能ですよ。

次回はそれぞれのお客様ごとのチョコの楽しみかたをご紹介します!毎週月曜日にご来店される常連さん、映画や劇のおやつとして。皆さまチョコレートをどのように楽しんでいるのでしょうか?
◆ラ・メゾン・デュ・ショコラ WEBサイトはこちら

2017年3月21日

<ラ・メゾン・デュ・ショコラ 丸の内店インタビュー①:ブランドの歴史>
ナビ派展アフター5女子割参加店舗のご紹介

皆さま、こんにちは。
本日はナビ派展でも実施中のアフター5女子割に参加頂いている、
ラ・メゾン・デュ・ショコラ 丸の内店の東山さんにお話をお伺い致しました!
アフター5女子割、初のチョコレートの専門店!という事でチョコ好きの方は必見です。

-ラ・メゾン・デュ・ショコラについて教えてください。
チョコレートの専門店は世界中にたくさんありますが、チョコレートを、宝石をいれるような上質なギフトボックスに、上質なリボンをかけてお渡しするというスタイルをとったのが、世界中でもメゾン・デュ・ショコラが初めてでした。メゾンドショコラ おすすめ箱入り

-チョコレートを宝石のように扱っている様子は、最近よく見かけるような気もしますが、メゾン・デュ・ショコラさんが発祥だったのですね。お店も路面店ですし、初めの方などは高級感があってお店に入るのに躊躇してしまう場面もありそうですが、来店のきっかけというのはどのようなものが多いのですか?メゾンドショコラ外観 小

フランス旅行の際に、お店に行ったことがあったり、「ギフトでもらって美味しかったので」という方や、あるいは雑誌などのチョコレート特集に掲載されていたから、というものが多いですね。ちょうど2月は時節柄、テレビなどでもチョコレート特集が多いので、それをご覧になってお越し頂くお客様も多いです。
店構えがしっかりとしておりますので、入るときに躊躇されたり、「私にも買える商品があるかしら?」とおっしゃられる若い方や、就業者の方もいらっしゃるのですが、お声掛け頂ければ、ばら売りでの販売も行っておりますし、ギフト用としても、1,000円前後のお手頃なものもご準備しておりますので、もっと気軽にお入り頂ければと思います。
なるべくお店のドアを開けておくようにしていたり、ウインドウをのぞかれているお客様にはこちらからお声掛けを行うなども行っています。
メゾンドショコラ 店内 ケーキのケース側

次回は、お店の看板商品と、今チョコレート業界でも注目のタブレットチョコについてのこだわりをご紹介しますので、お楽しみに!

◆ラ・メゾン・デュ・ショコラ WEBサイトはこちら

2017年2月10日

3館連携ツイッター「美熱女子」連携中です。

東京国立近代美術館・三菱一号館美術館・ブリヂストン美術館の3館は、2016年11月9日より
共同ツイッターアカウント「美熱女子」を開始しました。

「美熱女子」は、美術を好きなみなさんに美術をもっと好きになってもらいたい、
美術に興味のないみなさんにも美術の面白さを知ってもらいたいという想いから始まりました。
ツイートでは、ときみ・イチコ・ブリヂットという3人のキャラクターが、美術作品や作家だけでなく
身近なテーマを切り口に、より幅広く美術の魅力を伝えられるような情報をお届けしています。

ツイートは毎週水曜日の夜に更新しますのでぜひご覧ください。

Twitterアカウント::「美熱女子 @binetsujoshi_PR」
binetsu

2017年1月6日

ルノワールからナビ派への架け橋 拝啓ルノワール先生展

皆さまこんにちは。
本日は、本展覧会最後に梅原とナビ派との関係についてご紹介します。

「拝啓 ルノワール先生―梅原龍三郎に息づく師の教え」展では、ナビ派の画家の作品も展示されています。それは、梅原がナビ派の画家が教えている画塾に通っていたことが関係しているのですが、そもそもどうして梅原はナビ派の画家が教えている画塾に通うようになったのでしょうか?
梅原龍三郎は1909年2月にルノワールを訪問した後に、同年の6月頃から、パリのルノワールのアトリエやアパルトマンに通うようになりました。ルノワールが描くところを間近に見ることができたばかりでなく、梅原自身が描いた作品をルノワールに見せて、指導を受けることができました。この頃、いくつかの画塾に通ったものの、肌に合わずに中断していた梅原は、どこの画塾に通うべきか、ルノワールに相談をしました。するとルノワールは、アカデミックな指導は有害だが、アカデミー・ランソンは良い先生がいる、という趣旨のことを答えました。

ナビ派の画家ランソンの名前を冠した画塾ですが、ランソン自身はその前年に亡くなっており、アカデミー・ランソンでは、ナビ派の仲間たちが、ランソンの未亡人を助けるために講師をしていたといいます。マイヨールは熱心だった、ドニに声をかけられた(記録上、梅原は最初にドニと会話をしたと思われる日本人画家です)、ボナールは全く姿をみかけなかった等々。ナビ派の画家たちは、今日では美術史上高名ですが、梅原の記録する姿は生き生きと学生を指導し、あるいはさぼって、まるで現在の美術学校の講師のように描写されています。

―三菱一号館美術館では2月から、我が国で初めてとなる本格的なナビ派展が開催されます。次回の展覧会とも関係があるのでしょうか。
拝啓 ルノワール先生展でもナビ派の画家たちの版画が並べられていますが、これは単にナビ派展の予告編ではなく、梅原龍三郎とナビ派の浅からぬ縁故に展示されているものです。拝啓ルノワール先生展の出発点は、梅原とルノワールの交わりですが、出品作はルノワールと梅原龍三郎だけにとどまりません。20点に及ぶルノワールのほかにも、ドガ、ピカソ、ルオー、モネ、セザンヌなどなど、梅原が学び、交友を持ち、そして蒐集した画家たちが広く取り上げられた、展覧会の題名を裏切るかのような、幅広い展覧会です。

梅原の幅広い交わりを全て取り上げていくと、ブログが永遠に続いてしまいますので、最後の最後に、ナビ派の画家たちとの関係のお話で、このブログをしめたいと思います。
チラシ表紙 ブログ用ナビ派ポスター① ボナール格子柄のブラウス mini

―梅原とナビ派の意外な関係!展覧会にお越しの際には、こちらにも注目してみてください。
安井さん、ありがとうございました!

◆「拝啓 ルノワール先生」展の過去のブログです。展覧会について気になった方は併せてご覧ください。
<展覧会のタイトルについて>
<梅原が影響を受けた画家たち>
<梅原と留学生活>
<彫刻家のアトリエ>
<梅原の東京進出>
<生きることへの情熱>
<パリスの審判について>

2016年12月9日

「拝啓 ルノワール先生」担当学芸員インタビュー⑧最終回
<パリスの審判について>

皆さま、こんにちは。
本日は今回のメインビジュアルにもなっている《パリスの審判》について、ご紹介して参ります。今回が最終回です。
※「拝啓 ルノワール先生」を担当している、学芸員の安井裕雄に展覧会についてインタビューを行ったものです。

<パリスの審判について>
梅原は1919年にルノワールの訃報を受けて、弔問のために1年の準備期間を経て、1921年に再び渡仏しています。

そしてその時にルノワールのアトリエで見た作品が、《パリスの審判》no.57(公益財団法人ひろしま美術館)です。パリスの審判の主題を描いた油絵の完成作は2点現存しているのですが、《パリスの審判》no.61はどうやら1908年までに描かれているのですが、ルノワールは描いた後に売却してしまっています。
この作品は、絵の右下にしっかり「Renoir 1908」とサインがあるので、画家の生前に売られたことがわかります。《パリスの審判》no.57の方は、サインが入っておりません。こちらは遺産を整理するときに押印されたと思われる、スタンプの押印があります。年号が入いないうえに、画家の生前に売られていないこともわかっています。この作品は画商が数年預かっていたこともあるのですが、ルノワールが亡くなる前にアトリエに戻っています。

ただ、梅原の「ルノワールの追憶」をみると、ルノワールが亡くなった後に訪れたアトリエには、50号の《パリスの審判》が3点かかっていたと書いてあります。これはどういう事かと言いますと、あくまでも仮説ですが梅原の言うところの《パリスの審判》というのは下絵(デッサン)で大きいものがたくさんあったので、どうもそれが並んでいたのではないかと思われます。《パリスの審判》no.61は1910年頃から1929年頃までの所在は分かっていません。再び所在が分かるのは1927年に撮影されたドイツのタンハウザー画廊のベルリンの店内の写真にこの《パリスの審判》no.61が写っており、その時点では既にドイツにあったとわかります。その後めぐりめぐって、一号館にたどり着きます。とても興味深いですね。
ところで1930年代というのは、この作品が、というわけではないのですが、多くの美術品がナチスによって接収されて売られたり、ひどいものですと焼かれてしまいました。

《パリスの審判》no.61(三菱一号館美術館寄託)は1978年に日本に輸入されました。輸入されたときに本来であれば、画商はすぐに購入者のもとにもっていくのですが、この時は最初に梅原のところに持ち込まれました。すると「しばらくここにおいておきなさい」ということになり、梅原のアトリエにしばらく置かれています。その時に書かれた作品が梅原《パリスの審判》no.62です。梅原が90歳のときに描かれた作品です。
この作品はルノワールの記憶と、直接結びついている作品として大変重要なものです。
チラシ表紙 ブログ用

展示室では額にも注目してください。額の縁以外の部分が赤色に塗りこめてしまっています。なぜこうなったかというと、梅原のアトリエの壁は弁柄色に塗られていました。とても強い色です。弁柄色に塗った理由は、この壁紙に負けるような絵を描いてはいけないという事をとても強く意識していらして、調和をとりつつも力強くあるということを重要なことだと捉えていたようです。絵はこの壁紙にまではみ出してしまうほどに勢いよく描かれています。絵と壁との境界線となる額で調和を保つために、赤を散らしたのでしょう。

ちなみに今回の展覧会では、ある小さな展示室の一角の壁の色を決める際に、弁柄色をイメージしています。梅原さんが死ぬまで手元に置いていた愛玩の小品を集めた空間です。展示室では弁柄色をそのまま使用すると、照明の関係で絵が見づらくなってしまうので、色味は調整してあります。ぜひ展示の際にご注目ください。

―安井さん、展覧会のご説明を有難うございました!

◆「拝啓ルノワール先生 ―梅原龍三郎に息づく師の教え」特設サイトはこちら