ストアニュース「ナビ派展:ポストカードは塗り絵付き」

ストアニュース

2017年2月14日

ナビ派展:ポストカードは塗り絵付き

2月4日(土)から始まった「オルセーのナビ派」展。ポストカードが好評です。
通常のポストカードにもう一枚、
その作品の塗り絵カードのオマケ付き。
弊社スタッフが、一枚ずつ絵画から手描きで、
トレースした力作です。

ナビ派誕生のキッカケは、
1888年の夏、ポール・セリュジェがブルターニュ地方のポン=タヴェンに
ゴーガンを訪ねた際に描いた一枚の絵でした。
後にその時の事をドニが伝えています。

「これらの木々がどのように見えるかね?黄色だね?
 では、黄色で塗りたまえ。
 影は?むしろ青いね。
 では純粋にウルトラマリン(青色絵具)で塗りたまえ・・・」

ゴーガンに導かれた作品は、”タリスマン(護符)”と呼ばれ、
セリュジェの死後は、ドニが生涯手放さなかったそうです
(蛇足ですが、彼らが生きている間は、外部に展示される事も一度も無く、まさに”イコン”でした)。

タリスマン(ストアブログ)

形態と色彩の単純化、輪郭線の存在、
平面的な着色など、ナビ派の特徴は、
総合主義、クロワゾニスム的な影響を、
ベルナールや、ゴーガンから受けている事です。
言葉ではサッパリわかりにくいですよね。

だから、塗り絵にしてみたのです。
体験してみれば簡単にわかるはず。
だって、印象派では塗り絵はつくれませんから。

ナビ塗り絵PC(ストアブログ)

2017年2月1日

「オルセーのナビ派」展オリジナル・関連グッズ 2月4日より販売します!

三菱一号館美術館内にあるミュージアムショップ「Store 1894」(東京・丸の内)では、
「オルセーのナビ派展:美の預言者たち ―ささやきとざわめき」(2017年2月4日(土)~5月21日(日))の会期中、
展覧会にちなんだオリジナル・関連グッズを限定販売します。
「ナビ派」を知らない方でも帰る頃には“「ナビ派」派”になってしまうようなグッズを取り揃えました。
展覧会ご鑑賞後にぜひお立ち寄りください。

 

■“塗り絵付き”ナビ派ポストカード(2枚セット) 税込150円

「あの木はどのように見える?…」。
ゴーガンの教えに基づき、キャンバスに思うままの色を置いていったポール・セリュジエ。
そんなナビ派はじまりのエピソードを彷彿とさせる、
オリジナルの塗り絵が通常のポストカードにもれなくついてきます。
ナビ派の絵画的特徴であるはっきりとした輪郭線を、自分の思うままの色で塗ることができます。

塗り絵つきポストカード単品

 

■ピエール・ボナール《庭の女性》キーホルダー  税込864円

オルセー美術館所蔵後日本初公開の、ピエール・ボナールの作品《庭の女性》。
元々はひとつの屏風だったというこの4作品は、
ボナールが「日本かぶれのナビ」と呼ばれていたのも納得の意匠がちりばめられています。
作品そのままのかたちを活かし、細長いキーホルダーにしました。

キーホルダー見本つき

 

■ペインターボールペン ナビ派バージョン   税込216円

Store 1894の定番商品、画家をイメージした配色の「ペインターボールペン」。
そのナビ派バージョンが、本展覧会ショップ限定で登場します!
ナビ派を代表する3人の作家、「ボナール」「ヴュイヤール」「ドニ」からイメージした新色は、
ナビ派作家ならではの個性を発揮しています。

ペインターボールペンナビ派バージョン

 

■オリジナルアクセサリー 「Les Nabis × Store 1894」  税込4,320円~

ナビ派展出品作品からインスピレーションを受けて考案した、オリジナルアクセサリー。
Store1894とアクセサリー作家とのコラボレーション品です。
ナビ派の独特な雰囲気はどこからくるのか?
その背景や画家の個性に思いを馳せて、かたちにしました。

アクセサリーJYUJEI①

 

■ブルターニュ地方の食材と、
当店でしか手に入らないフリーキュレーター・林綾野さん監修「ナビ派の食卓」レシピも登場!

ナビ派に関わりの深い町・ポン・タヴェンがあるブルターニュ地方は、食の宝庫でもあります。
著書『画家の食卓』『ロートレックの食卓』をはじめとして、
数々のアートに食の視点から迫ってきたフリーキュレーターの林綾野さんを監修者に迎え、
「ナビ派展オリジナルレシピ」を店内に掲示。
こだわりのブルターニュの食材とともにご紹介します。

 

ブルターニュ食品

2017年1月6日

2017年が始まりました

あけましておめでとうございます。
今年は現在開催中の「拝啓ルノワール先生—梅原龍三郎に息づく師の教え」展のあと、
「オルセーのナビ派:美の予言者たち—ささやきとざわめき展」
「レオナルド×ミケランジェロ展」
「トゥールーズ=ロートレックと19世紀末パリの版画・ポスター展(仮)」と続きます。
ストアブログではショップを楽しむポイントを紹介していけたらと思っています。

早速、会期わずかとなりました
「拝啓ルノワール先生—梅原龍三郎に息づく師の教え」展のショップについて少し、ご紹介します。
梅原龍三郎がルノワールに学んだように、
日本における西洋化が進んだ時代に広まり、
現代にいたるまで作り続けられている「洋」をショップのテーマのひとつとして、商品をセレクトしています。
そのなかの3つをこれからお話します。

《前原光榮商店》
梅原龍三郎が生まれたのは1888年。
その頃日本は西欧文化が広まり、国内での洋傘づくりが盛んになります。
洋傘は大正時代にファッションアイテムとして注目され、
日本の重たい雨にも耐えられる傘のための技術が発達、
1950年頃には国産洋傘が一般の人々に普及するまでになりました。

梅ルノ洋傘

前原光榮商店では
今なお大量生産ではなく、職人の技術を生かした傘づくりを行なっています。
前原光榮商店の代名詞といわれる16本骨の傘は
広げたときに大きく、留めればすっきり細く、持ち運びやすいのが特徴です。

婦人傘(税込):¥16,200〜23,760
紳士傘(税込):¥23,760〜34,560

《木村硝子店》
日本において、プロが用するテーブルウェアーの分野で
グラスを作り続ける木村硝子店。創業は1910年。
ガラス職人や工場と協力し、オリジナルデザインのグラスを製造しています。
「木勝」シリーズは、ヨーロッパのアンティークグラスをデザインソースとして、
「江戸切子」の職人とともに作られたグラスです。
飲み物を注ぐと、細やかな細工とその薄さが一層際立ちます。

木勝グラス

「木勝」グラス(税込) ¥3,132〜9,720

《榛原》

榛原は江戸時代より続く日本橋の和紙舗。
明治期、ヨーロッパ各地で開かれた万国博覧会で和紙を紹介し、ジャポニスムに影響を与えたといわれています。
一方、日本ではいち早く西洋紙の取り扱いを始め、
郵便創業期のはがきや封筒の制作を行い、日本の近代化の一端を担いました。

榛原を代表する木版摺の和紙を使った製品のなかで、「寿ぎの紅」といわれる色を使ったレターセットがあります。

榛原便箋紅

純白の奉書紙のふちに、刷毛引きの手法で職人が一枚一枚色をのせたものです。
奉書紙は「出世奉書」ともよばれ、
ふくよかにしてしわがよらない紙質が重宝され、現在は儀礼用として多く用いられています。
レターセットは紅のほか、三種類の色味があります。

榛原便箋4種
色ふちレターセット全4色(税込価格):¥1,296

*記載されている価格はすべてのブログ更新時のものです。

Store1894

2016年9月15日

キャメロン展 Store1894/特設ショップもあとわずか!

皆さまこんにちは。
本日はStore1894についてご紹介いたします。
ストアは鑑賞券なしで、いつでも自由にお買い物をお楽しみ頂けます。

ところで、キャメロン展ではストアがギャラリー仕様に変身していたことにお気づきでしょうか?
今回のショップ展開には、ブックショップ「POST」の中島佑介さんにご協力頂いています。
今回は閉幕前に改めて、中島さんにお話を伺いました。

出入り口ドアに向かて 投稿用
キャメロン展仕様のストアも期間限定で、キャメロン展の終了とともに消えてしまいますので、
気になった方は最後にもう一度ご来店ください!

―今回のストアのコンセプトを教えてください。
ジュリア・マーガレット・キャメロンという、ビクトリアリズムの作家のミュージアムショップでは、
「写真を持ち帰ることができる」あるいは、「芸術写真に触れる機会としてミュージアムショップ」
として機能させたいというお話があり、具体的にどのようなものが良いか考えました。

その中で重視したのは、写真集です。といっても、ただの図版ということではなくて、アートブックとして
魅力のあるものを扱いたいと考えました。さらに「写真を購入して飾る」という価値観をご提案できないかと。
キャメロンやビクトリアリズムと親和性のある作品をギャラリーからお借りして、
実際に販売する機会を設けたことが大きな2つの構成になっています。

―具体的にはどのような写真集をセレクトしたのですか?
キャメロンという作家を軸にして、彼女と関連性のある作家や、キャメロンから影響を受けた作家の写真集を
取扱いたいという想いがありましたので、写真史家の金子隆一さんに監修に入って頂き、その助言に基づいて
選択を行っていきました。新刊・古書問わずセレクトしています。価格帯もさまざまです。
普段は入手困難な商品もあります。

イギリスのビクトリアリズムが、日本の写真にとても影響を与えているという事を金子さんから伺いました。
イギリスのビクトリアリズムの文化が日本に紹介されたことをきっかけに、日本に芸術写真というものが広がった
というお話から、日本とイギリスの関係性も写真集をきっかけに知って頂ければと、和書もセレクトしています。
ストア正面 投稿用

―販売されている写真が高いので驚きました!
販売している写真は、写真芸術協会に所属しているギャラリーにご協力頂き、キャメロンやビクトリアリズムの写真を
お借りして販売しています。美術館ですと美術・鑑賞品として写真を見ますが、今回はその作品が購入できるものである
という気づきの体験をして頂けるよう、作品の横に金額を大きく表示しています。

また作家の背景が解らないと、購入しようという事にもならないかと思いますので、
すべての商品説明を店内に設置しています。
ストア角 投稿用

―写真に興味を持つのにおすすめの商品を教えてください。
やはり最初は写真集を通じて興味を持ってもらうのがいいのではないかと思います。
V&Aで開催したキャメロン展の図録がMACKというイギリスの出版社から出ているのですが、デザイン性も大変高く、
そちらも販売しています。最初のきっかけになるものは、知識などなくても「あ、これおもしろい」と思ったものを、
手に取って頂ければと思います。もちろんポストカードでもよいと思います。写真というものに価格がつき販売していて、持ち帰り、生活の中に取り入れられるものだという事に気が付いてもらえれば良いな、と思っています。

―もっと作品を見たいと思った場合は、ギャラリーの紹介もして頂けるのですか?
はい、今回ご協力頂いているギャラリーを紹介致しますので、そちらを訪ねて頂く事も可能です。
今回はヴィンテージプリントが多いので値段が高めですが、もっと安い価格帯のものもありますので、
気軽に訪ねて頂ければと思います。興味を持った作家に対しては、ギャラリーの方も丁寧に教えてくださいますよ。

―キャメロン展の感想をお聞かせください。
キャメロンについては知ってはいましたが、実際のプリントを見たことはなかったので、
今回の展覧会はとても貴重なものでした。印刷物では伝わらない良さがあるなぁ、と思いました。
写真は2次元的な芸術ので、写真集を見ることで満足してしまうことが多いと思うんです。
ほかの絵画や彫刻といった芸術に比べて。
ただ写真も実際のプリントでしかわからないこともたくさんあるので、オリジナルをみる必要があるな、と。

6ジュリア・マーガレット・キャメロン《ベアトリーチェ》1866年 
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館蔵
©Victoria and Albert Museum, London

キャメロンについて言えば、光で絵を書いていた人だと。光で絵を書くことを始めた最初の女性作家なのではないか
という感じがしました。また写真は、被写体との距離感や関係性が現れてしまうので、キャメロンと彼女の被写体の
関係性も表れているように感じました。「これがこうだから」この写真が良い。という明確な理由づけがしにくい、
言葉にしにくい感覚が、写真に定着されているのではないでしょうか。

―キャメロンの写真が絵画だと思ったとのお声も頂きました。記録写真と比較すると違うものでしょうか?
違うと思います。
特に技法としてブラしてみたり、ただ現実を正確に記録するという事をしていた作家ではないと解りますね。
この秋は国内でも写真の良い展覧会がたくさんありますので、キャメロンと比べてみても面白のではないでしょうか。TOP MUSEUMの杉本博司さんの展覧会、国立近代美術館のトーマス・ルフ展、原美術館の篠山紀信さんの写真展も
大変評判がいいと聞いています。

写真は複製の技術であると思われているので、オリジナルのプリントに対する価値を見出すことが難しくあるのですが、
そうではないというところを理解すると見え方も変わってくると思います。

ただ、この数年で写真が芸術の一つであると認識されている方が増えているように感じます。
それは世界的な写真ブームもあると思いますが、テートモダンについているキュレーターが日本の写真を集めたり、
美術館で行っている継続した活動も実を結んでいると思います。写真がコレクションになるという事自体が、
最初は価値観になかったので、V&Aが写真をコレクションとして収蔵したことは画期的なことだったと思います。

―最後にメッセージをお願いします。
今回のショップは、美術館の感覚をそのまま持って帰れる店内になっています。
ぜひ美術館の体験をきっかけに、ご自身の生活の中に広げていって頂ければと思います。

―中島さん有難うございました!
ご興味を持たれた方は、中島さんが運営されている恵比寿にあるブックショップ「POST」
にもぜひ足を運んでみてください!

2016年5月16日

職人御用達の道具

Store1894ではメゾンのアトリエで実際に使用されている
プロ御用達の洋裁道具をご紹介しています。

《BOHIN ボアン》

洋裁道具3
1833年創業、1860年代頃から手芸針を作り続けているボアンは
現在も100年前と同じ機械で針を製造しています。
カラフルなマチ針は頭の部分にプラスティックではなく
ガラスを使用しており、強く引っ張っても頭が取れることがなく、
アイロン掛けも可能な優れもの。
他、評判なのが腕につけるタイプのピンクッション。
クッション部分に綿がしっかりと詰まっているので針が抜け難く、
サビや傷がついた針は刺した時の感触で分かるので、
生地が傷つくのを未然に防ぐことができます。

《Hoechstmass ヘキストマス》

メジャー
ドイツで100年以上の歴史を持ち
世界シェアNo.1の老舗メジャーメーカーのヘキストマス。
作るメジャーは環境に配慮した原料を使用し、
目盛りが消えにくく伸び縮みが少ないので長く使えます。

ユニークなのがメージャーを模したネックストラップ。
ストラップ
赤、青、黄、黒の4色展開で
実際にStore1894のスタッフも使用しており
首に下げた姿はクチュリエの職人の様です。

メジャー2

・ネックストラップ 540円(税込)
(記載されている価格は全てブログ更新時のものです。)

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