美術館ニュース

2016年4月27日

オーギュスト・ルノワール《ピクニック》を名古屋ボストン美術館に貸出中!

名古屋ボストン美術館で開催の「ルノワールの時代 近代ヨーロッパの光と影」展へ、
ピエール=オーギュスト・ルノワール《ピクニック》(当館寄託作品)を出品しています。

【作品貸出】ルノワールピクニック 20160421原稿起案ピエール=オーギュスト・ルノワール
《ピクニック》制作年不詳
油彩・カンヴァス
51.2 × 55.8cm
三菱一号館美術館寄託

名古屋ボストン美術館は1999年の開館以来、
ボストン美術館の所蔵品によって構成される展覧会を数多く開催してきました。
3月19日に開会した「ルノワールの時代 近代ヨーロッパの光と影」展は、
オーギュスト・ルノワールが活躍した時代とその前後の油彩画、版画、写真など、
ボストン美術館所蔵の87点と国内作品2点の全89点によって構成するものです。
この展覧会に、当館の寄託作品である、ルノワールの油彩画《ピクニック》を特別出品として貸し出しています。

よく知られているように、油彩絵具がチューブ入りになるまで、画家たちは室内のアトリエで制作していました。
印象主義の画家たちに大きな影響を与えた、田園や森を主題としたミレーらを中心としたバルビゾン派の画家
たちも、戸外でスケッチし、それをアトリエに持ち帰って描いていたのです。
ルノワールら、印象主義の画家たちは、その頃発明されたチューブに入った絵具とイーゼルを戸外に持ち出して、
風の吹きぬける草原や、太陽の光を受けて輝くセーヌの水面など、われわれになじみ深い作品を生み出しました。
戸外で直接自然を見て描くことが、彼らの作品の色彩や画題の選択に大きな影響を与えたのです。

当館から貸し出しているルノワールの《ピクニック》は、こうした開放的な印象主義の作風を余すところなく
伝えてくれる作品です。澄んだ青い空の下、緑の輝く大地に若い女性たちが集まって談笑しています。
彼女たちはふんわりと軽いドレスとエプロンをつけた気取らない服装をしており、彩度の高い青、赤、緑などの
色彩が輝く画面からは、ピクニックの明るさ、楽しさが湧き上がってくるようです。

当館でもなかなか公開されないこの貴重なルノワール作品を、
ボストン美術館の作品の中でもとりわけ人気の高い、ルノワールの《ブージヴァルのダンス》や、
コロー、ミレー、ドガらの名作と共にお楽しみください。

【展覧会情報】
展覧会名:「ルノワールの時代 近代ヨーロッパの光と影」
会期:2016年3月19日〜8月21日
会場:名古屋ボストン美術館
詳しい展覧会情報はこちらからご覧頂けます。

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