美術館ニュース

2013年4月11日

【レポート】ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン連動企画「丸の内 アートxミュージックセミナー ~近代フランスの音楽と美術~」が開催されました

東京国際フォーラムにて5月3日(金)~5月5日(日)に開催される「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2013」と「奇跡のクラーク・コレクション」展の連動企画として、3月29日(金)にトークイベント「丸の内 アートxミュージックセミナー ~近代フランスの音楽と美術~」が行われました。

音楽ジャーナリスト、音楽評論家でLFJクラシックアンバサダーを務める伊熊よし子氏と当館館長の高橋明也が講師として出演。

高橋館長は印象派に代表される近代フランス絵画について、色彩と光の感覚に優れたヴェネツィア派の絵画やベラスケス等の日常的なテーマをモダンに描くスペイン絵画の影響といった歴史的背景から解説。

その後、伊熊氏によりベルリオーズに始まりドビュッシーやラベルに至る、音楽における「印象派」の時代について概説。当館所蔵のオディロン・ルドンの《グラン・ブーケ(大きな花束)》を例にしながら、クーブランの「葦」を会場で流し、絵を見たときに感じる音楽、音楽を聴いたときにイメージされる画像といった絵画と音楽の共感覚について高橋館長と語り合いました。

その後、伊熊氏によりフォーレ、ベルリオーズ、ショーソン、ドビュッシー、ラヴェル、ビゼー、ブーレーズ、サティまでLFJにて上演を予定される作品を中心としてさまざまな楽曲を紹介。高橋館長からはヴェルディのトラヴィアータのビデオを例にとりながら、音楽、絵画、思想、詩に至るまで、近代フランスにおける文化を横断的に紹介。伊熊氏とのクロストークも大いに盛り上がりました。「奇跡のクラーク・コレクション」展にて紹介されている印象派を中心としたフランス絵画が描かれた時代の雰囲気や、当時の人々の囲まれていた文化を感じることができる良い機会となりました。

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