三菱一号館美術館公式ブログ「ミレー展関連トークイベント:フリーアナウンサーの中村江里子さんと。」

三菱一号館美術館 公式ブログ 当館のイベントの様子や出来事をお知らせしていきます。

2014年10月29日

ミレー展関連トークイベント:フリーアナウンサーの中村江里子さんと。

高橋館長/中村江里子さん

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去る10月24日に、現在開催中の「ボストン美術館 ミレー展」とフリーアナウンサーの中村江里子さんの著書「セゾン・ド・エリコ」タイアップ企画の一環として中村江里子さんと当館館長・高橋明也のトークイベントが銀座の十字屋ホールで開催されました。
トークのテーマは「ミレーの魅力再発見!バルビゾンとパリの話」と題し、今回改めてバルビゾンを訪れた中村江里子さんのお話をきっかけに、ミレーについて2人のトークが展開されました。
また、現在はパリ在住の中村さん、そして幼少の頃パリに住み、現在も仕事やプライベートを含めて年に数回はパリを訪れる館長・高橋のパリのリアルライフ談議にも花が咲きました。

※「ボストン美術館 ミレー展」サイトのスペシャルコンテンツで中村江里子さんの旅のエッセイを連載でお届けします。

2014年10月28日

10月16日(木)「ボストン美術館 ミレー展― 傑作の数々と画家の真実」
オープニングレセプションを行いました

去る10月16日(木)「ボストン美術館 ミレー展― 傑作の数々と画家の真実」
の開幕にあたり、オープニングレセプションを行いました。
特別内覧会には、沢山の方々にお越し頂きました。
ミレー展受付風景 20141016_三菱一号館美術館_Millet_Opening-012732

開会式と高橋館長の挨拶の様子。

開会式風景 20141016_三菱一号館美術館_Millet_Opening-012747

ミレー展館長挨拶 20141016_三菱一号館美術館_Millet_Opening-012777

皆様のご協力のおかげで、無事にミレー展の開幕を迎えることができました。
お運び頂いた皆様にもお礼申し上げます。

10月17日(金)から一ミレー展が開幕しております。
皆様のご来館をお待ちしております。

2014年10月17日

ミレーと読書

皆様こんにちは。
いよいよ本日から「ボストン美術館 ミレー展― 傑作の数々と画家の真実」が開幕致しました。
先日は当館館長の高橋からミレー展の鑑賞ポイントを説明させていただきましたが、
今回は読書の秋にちなんで、館長おすすめの本をご紹介します。

Q:芸術の秋、読書の秋ですのでオススメの本を一冊お願いします。

高橋:先にも(Facebook「MEET at Marunouchi」でのインタビュー)述べましたが、
晩年の、独特の雰囲気を纏ったミレーから連想される作家として、
丸山健二氏の「薔薇のざわめき」(河出書房新社)、「千日の瑠璃」(文芸春秋社)などいかがでしょうか。

23歳で芥川賞を受賞した方で、2004年に綿谷りさ氏が19歳で同賞を受賞するまで、
最年少記録を持っていた作家でもあります。文壇とはほとんどかかわりを持たず、
自然の中で独自に執筆活動を続けているという「孤高の作家」という一面からも、
なんとなくミレーをイメージさせる部分があります。

なるほど、皆様はこちらの作品はご存じでしょうか。「千日の瑠璃」については、
モノや思想が擬人化されそれぞれの視点から、1人称で語るという印象的な作品です。
カレンダーのように一日一日、千日の物語が綴られていきます。読み進めるうちに、
必ずご自身の誕生日もやってきますので、気になる日付に、どの様な物語が展開しているのか
想像しながら読み進める楽しみもあります。
展覧会鑑賞後に、作品やミレーという画家からどのような物語や作家をイメージするのか、
秋の夜長に思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。

最後に読書の秋つながりで、本展覧会のメインビジュアルに採用されている、≪種をまく人≫
の意外な?登場場所をご紹介します。

高橋:余談ですが、岩波書店のシンボルとして≪種をまく人≫使用されています。
ミレーが日本人にとってなじみ深い作家であるという一面を表しています。
本屋さんで確認してみてください。

また、フランスの自然主義の小説家であるロマン・ロランはミレーの生き方に深く共感し、
彼について執筆しています。(「ミレー」岩波書店)ちなみに、私が監修して、ミレー展
担当学芸の安井裕雄が執筆している、「もっと知りたいミレー」(東京美術)
という本もありますので、ぜひ展覧会を深く理解するために役立てて下さい。(笑)

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2014年10月10日

館長のミレー展鑑賞ポイント解説

当館で10月17日(金)から開催予定の、 「ボストン美術館 ミレー展― 傑作の数々と画家の真実」
について、館長の高橋明也がFacebook「MEET at Marunouchi」にてその魅力をご紹介しております。

Q:当館ならではの絵の見どころはどういったものでしょうか?

A:絵画を身近な距離で鑑賞できるという当館の特徴を利用して、細部までしっかりと見て欲しいです。
細かく描いているようにみえて、じつは単純化されており、自由なタッチは印象派に近いものがあります。

―なるほど、個人の邸宅のような空間で作品を鑑賞することが出来ますので、
ミレーの作品をより身近に感じられ、新しい発見があるかもしれません。
どんな作品もそうだとは思いますが、ミレー作品は特に、印刷物と実際の作品では、
印象が違って感じられるという事でした。既によく知られている画家ではありますが、
この機会に本物をご覧いただいて、ミレーを再発見してみてください。

10月20日配信予定の当館メールマガジンでも、高橋館長がミレーについて語りますので、
ぜひこちらから当館のメールマガジンにご登録ください。
種をまく人ジャン=フランソワ・ミレー《 種をまく人》
1850年、油彩・カンヴァス、101.6×82.6cm
Gift of Quincy Adams Shaw through Quincy Adams Shaw, Jr.,
and Mrs. Marian Shaw Haughton 17.1485

次回は読書の秋にちなんで、ミレーと本のお話です。

2014年10月9日

三菱一号館美術館来館者グループインタビュー実施致します。
皆様の応募をお待ちしております!

気持ちの良い秋晴れが続いておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょか。
本日は、来館者グループインタビューのお知らせです。

この度三菱一号館美術館では、日々ご来館頂いている皆様を対象に、
当館についてのお話をお伺いする機会を設けることに致しました。

日時は、11月18日(火)14時から16時を予定しております。
終了後、ミレー展を閉館時間まで自由にご鑑賞いただけます。

詳細については、こちらをご確認下さい。
たくさんのご応募お待ちしております!

中庭_縦位置

2014年10月3日

10月4日はミレーのお誕生日です!

明日10月4日(土)はミレーのお誕生日!
そして今年で生誕200周年を迎えます。

当館で10月17日(金)から開催予定の、
「ボストン美術館 ミレー展― 傑作の数々と画家の真実」も鋭意準備中です。

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ところで、このミレー展に関して、Facebook「MEET at Marunouchi」
にて、高橋館長が見どころを語ります。
10/10(金)の投稿を予定しております。こちらもお楽しみに!!!

「KATAGAMI Style」展と「REVALUE NIPPON PROJECT」

当館では2012年に「KATAGAMI Style」展を開催し、日本の染め型紙がどのように19世紀末の欧米の美術・工芸に影響を与え、今もなお世界のデザインに取り入れられているかをご紹介いたしました。
KATAGAMI展ポスターKATAGAMI展のポスター

この「KATAGAMI Style」展を訪れたひとりが、サッカーの元日本代表として知られる中田英寿さんです。
中田さんは、型紙のデザインや彫りの技術の素晴らしさ、また型紙が世界に与えた多大な影響に感動されたそうです。
KATAGAMI展展示室内会場風景

中田さんは「TAKE ACTION FOUNDATION」を主宰されていますが、そこで日本の伝統工芸活性化支援を目的としたプロジェクト「REVALUE NIPPON PROJECT」を行っていらっしゃいます。毎年、日本の伝統工芸・技術からテーマを設定し、作品を制作していますが、今回は「KATAGAMI Style」展がきっかけとなり、中田さんから当館館長の高橋明也に「型紙」を用いた作品制作への打診がありました。

総合ディレクションを任された高橋が、デザイナーの北川一成さん、写真家の新津保建秀さん、型紙職人の六谷博臣さんと協働し、一年がかりでアート作品を完成させ、去る2014年7月19日、博多のホテルにてお披露目とオークションが開催されました。
KATAGAMI REVALUE PROJECT©Junichi Takahashi
勢ぞろいした作品制作者たち。
中央:中田英寿氏、左から三番目:館長の高橋明也、左から四番目:北川一成氏、右から六番目:六谷博臣氏。

KATAGAMI BOX©Junichi Takahashi
高橋チームが制作した現代アート作品《Katagami-Box》。
透明度の高いアクリルの箱の中に、錐彫り技法による型紙、型紙の産地である白子で撮り下ろした写真、白子の海岸の貝殻や松ぼっくり、型紙の小本や柿渋などを収め、伊勢型紙の歴史と伝統をまるごと閉じ込めてあります。

展覧会が契機となり、型紙という伝統工芸の再評価につながったことを当館としても大変うれしく感じております。今後も人々の創造のきっかけとなるような有意義な展覧会を目指して参ります。