#あつ森で飾ろう【第10弾おめでたい柄のジャポニスムの陶磁器】
大人気Nintendo Switch「あつまれ どうぶつの森」の世界に、三菱一号館美術館の作品を飾ってみませんか? 第10弾は所蔵品より、新年にもぴったりな「おめでたい柄のジャポニスムの陶磁器」をテーマに作品を選んでみました。作品をセレクトした、阿佐美学芸員による作品紹介とともにお届けいたします!
第一弾のヴァロットン作品はこちら
第二弾のトゥールーズ=ロートレック作品はこちら
第三弾のルドン《グラン・ブーケ》はこちら
第四弾 ジョン&ミヨコ・ウンノ・デイヴィー・コレクションはこちら
第5弾トゥルーズ=ロートレック『博物誌』挿絵と、ボナール『パリ生活の小景』はこちら
第6弾モーリス・ドニ『アムール』はこちら
第7弾ヴァロットン『アンティミテ』はこちら
第8弾「ロートレックが描いた冬」はこちら
第9弾「ヴァロットンが描いた冬」はこちら
**「みつびしいちごうかん島」を夢番地にて公開中です!ぜひお越しください**
夢番地ID:DA-7156-5456-1506
■遊び方
①アプリ「Nintendo Switch ONLINE」をスマホ等にダウンロードし、ゲーム連携サービス「あつまれ どうぶつの森」の「タヌポータル」にアクセスしてください。
②「マイデザイン」より「QRコードを読み取る」をクリックし、お好きな作品画像をゲームにダウンロードしてください。
【作品画像一覧】(2021年1月6日更新)
アートファンの皆様、あけましておめでとうございます。今年は例年とは異なる落ち着かない年始となりましたが、早く諸々落ち着いて、どこの美術館、博物館にも安心して出かけられる年になることを願うばかりです!
さて、今回は「おめでたい柄のジャポニスムの陶磁器の展示室」です。三菱一号館美術館は200点以上のジャポニスムの陶磁器のコレクションを所蔵しています。新年ということで、今回ご紹介するのは、おめでたい柄のついた作品です。
トレスマン&ヴォーグ社《蓋付壺「松ぼっくり」》 1900年頃
松ぼっくりのついた写実主義的な松が主人公の磁器の壺です。取っ手の金彩が目を引きますが、松ぼっくり自体も金色で、全体に華やかな印象となっています。日本では壺に入れるのは梅干しや漬物のイメージですが、西洋ではお菓子をいれたりするのでしょうか。
コールポート社《竹に雀文カップ&ソーサ―》 1890年頃
コールポート社は18世紀末に設立され、20世紀初頭まで続いた英国の陶磁器メーカーです。地の白と深い青と金の対比が鮮やかですね。カップの外側とソーサーの金彩の部分に竹と雀が表されています。カップの内側が鮮やかな金色で、濃いコーヒーに合いそうです。
ベリーク社《梅花文カップ&ソーサ―》 1870年代
豪華な金地に梅の花が散りばめられたカップ&ソーサ―。ゴールドの地に青、黄、紫の梅の花など、ポップな雰囲気の漂う磁器です。松、竹とともに梅も中国由来のモチーフで、日本ではいずれもおめでたい柄ですが、ヨーロッパに伝わると荘厳な印象が薄れて可愛らしく見えますね。
ロイヤル・コペンハーゲン磁器製作所《蝙蝠飛翔文一輪挿し》 1894年頃
都会の屋根の上に蝙蝠(こうもり)が飛んでいます。西洋では蝙蝠にはあまりいい印象がありません。にもかかわらず、なぜこれがおめでたいと言えるのかというと、中国語では蝙蝠の「蝠」の音が「福」と同じであるから。皇帝が身につける衣装などにも使われています。
ロイヤル・ウースター社《祥瑞風吉祥文双耳扁壺》 1880年頃
長い作品名の読み方は、「しょんずいふうきっしょうもんそうじへんこ」。白地に、少々西洋風にアレンジされた、卍、青海波、毘沙門亀甲などを染付け、その上に金彩で七宝、亀甲などが施され、華やかです。扁壺は平たい形の壺、双耳は胴部に付けられた二つの持ち手のことです。
いかがでしたでしょうか?
みなさまの島にもぜひおむかえいただき、一味違うアート体験をお楽しみください!
*「みつびしいちごうかん島」の復元のようすは下記でご覧いただけます。
#あつ森で三菱一号館復元への道①
#あつ森で三菱一号館復元への道②
#あつ森で三菱一号館復元への道③
#あつ森で三菱一号館復元への道④
#あつ森で三菱一号館復元への道⑤
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