三菱一号館美術館公式ブログ

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2020年12月24日

#あつ森で飾ろう【第9弾ヴァロットンが描いた冬】

大人気Nintendo Switch「あつまれ どうぶつの森」の世界に、三菱一号館美術館の作品を飾ってみませんか? 第9弾は所蔵品より「ヴァロットンが描いた冬」をテーマに作品を選んでみました。作品をセレクトした、阿佐美学芸員による作品紹介とともにお届けいたします!

第一弾のヴァロットン作品はこちら
第二弾のトゥールーズ=ロートレック作品はこちら
第三弾のルドン《グラン・ブーケ》はこちら
第四弾 ジョン&ミヨコ・ウンノ・デイヴィー・コレクションはこちら
第5弾トゥルーズ=ロートレック『博物誌』挿絵と、ボナール『パリ生活の小景』はこちら
第6弾モーリス・ドニ『アムール』はこちら
第7弾ヴァロットン『アンティミテ』はこちら
第8弾「ロートレックが描いた冬」はこちら

**「みつびしいちごうかん島」を夢番地にて公開中です!ぜひお越しください**
夢番地ID:DA-7156-5456-1506

■遊び方
①アプリ「Nintendo Switch ONLINE」をスマホ等にダウンロードし、ゲーム連携サービス「あつまれ どうぶつの森」の「タヌポータル」にアクセスしてください。
②「マイデザイン」より「QRコードを読み取る」をクリックし、お好きな作品画像をゲームにダウンロードしてください。

【作品画像一覧】(12月24日更新)

スイス出身のナビ派の画家フェリックス・ヴァロットン(1865-1925)。彼の木版画は三菱一号館美術館の自慢のコレクションです。有名画廊の家の娘、といっても子持ちの未亡人を妻としたヴァロットンは、家庭生活が幸せというわけにはいかなかったらしく、油彩でも版画でも、どこかひねくれた印象があります。そんなヴァロットンが描いた木版画を紹介します。ちょっと皮肉な白と黒の世界をお楽しみください。

フェリックス・ヴァロットン《冬》1897年 木版・紙


「冬の日」という題の詩を中央に配した木版画です。静謐で透明感のある詩を書いたのはマティアス・モルハルト(1863-1939)。ヴァロットンと同じくスイス出身で、ジュネーヴに生まれ、ジャーナリストとして働いたのち、フランスに帰化して詩人として活動しました。遠くには屋根にふかふかとした雪の積もった山の家。右下の2匹の猫は暖炉の前にいるのでしょうか。不思議な構成の作品です。

フェリックス・ヴァロットン《ポーカー》1896年 木版・紙


2台の燭台のあるテーブルを囲む5人の男たち。一番左の男性がカードを引き抜いてテーブルに置こうとしているところです。表情が読めるのは、左の男性を見つめる疑い深そうな表情を浮かべた初老の男性のみ。男たちの周囲は暗く沈み、駆け引きの真剣さを物語っています。

フェリックス・ヴァロットン《フルート》〈楽器〉II 1896年 木版・紙


楽器を奏でる人を描いたシリーズ。抽斗の上に乗った猫がフルートを吹く人にちょっかいをだしています。軽妙な動きの猫が見る者の目を引きつける、シリーズの中でも人気の作品です。この〈楽器〉のシリーズには、フルートのほかに、チェロ、ヴァイオリン、ピアノ、ギター、コルネットがあります。

フェリックス・ヴァロットン《ヴァイオリン》〈楽器〉III 1896年 木版・紙


フルートと同じ〈楽器〉のシリーズの一枚。暖炉には火がはいり、その前には柔らかそうなソファに腰かけた男性がヴァイオリンを弾いています。暖かい室内にも見えますが、男性は背景の黒と同化しており、どこか暗い人生を暗示しているようでもあります。

フェリックス・ヴァロットン《ル・ボン・マルシェ》1893年 木版・紙


「ル・ボン・マルシェ」は19世紀からパリの左岸にある、老舗の百貨店の名前です。フランスではクリスマスが過ぎると一斉にセールが始まります。今年は恐らくそうはならないでしょうが…。来年の冬にはこの作品のように賑わった店内でお買い物ができるといいですね。皆さん、よいお年を!

いかがでしたでしょうか?
みなさまの島にもぜひおむかえいただき、一味違うアート体験をお楽しみください!

*「みつびしいちごうかん島」の復元のようすは下記でご覧いただけます。
#あつ森で三菱一号館復元への道①
#あつ森で三菱一号館復元への道②
#あつ森で三菱一号館復元への道③
#あつ森で三菱一号館復元への道④
#あつ森で三菱一号館復元への道⑤

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