ストアニュース「ヴァロットン作品《怠惰》の蕎麦猪口&小皿」

ストアニュース

2017年11月21日

ヴァロットン作品《怠惰》の蕎麦猪口&小皿

開幕時よりショップで注目を集めていた、フェリックス・ヴァロットン作《怠惰》の
蕎麦猪口と小皿がついに入荷しました!
「下絵付け」と呼ばれる、釉薬(*)をかける前に生地へ直に絵付けを施す技法でつくられています。
絵の部分が少しだけ窪んだような、独特の風合いがその特徴。
絵柄を銅版で刷った和紙を生地に貼り込んで転写する、という昔から変わらない手法で製作されています。
原作の木版画は黒で刷られていますが、
今回のグッズでは江戸の蕎麦猪口を思わせるような藍色に置き換えました。
《怠惰》の絵柄から、女性柄と猫柄の2種類を展開。
市松模様など、日本らしい意匠がたくさん散りばめられた《怠惰》は
これらのアイテムと相性抜群です。

これからの季節は、年越し蕎麦に、お屠蘇に、と活躍してくれそうです。

《怠惰》蕎麦猪口(全2種類) 1,200円(税込)
《怠惰》小皿(全2種類) 800円(税込)

(*)【釉薬】ゆうやく、うわぐすり
陶磁器の表面をおおっているガラス質の部分。成形した器の表面にかける薬品のこと。

2017年10月31日

パリ♥グラフィック展 特設キオスク登場!

三菱一号館美術館が誇る、ロートレックのポスター作品を一挙に楽しめる展覧会が満を持して開幕しました!
Store1894ではそんな記念すべき展覧会にちなみ、いつもと違う趣向でみなさまをお出迎えしています。
ポスター芸術が花開いたパリの街並みに思いを馳せ、
ショップ内になんと“キオスク”をつくってしまいました。

日本の駅でもお馴染みのキオスク。パリでは19世紀から雑誌や新聞の専門店として存在しました。
現代でもほぼ当時の姿を残し、その特徴的なドームの造形は街の風物詩となっています。

Store1894のキオスクでは本展覧会限定販売のカレンダーやStore1894でしか
買えないオリジナル商品を多数ご紹介中。
展覧会をご覧になった気分そのままに、キオスクでお土産を探してみてください。

2018年 壁掛けカレンダー 1,600円(税込)
2018年 卓上カレンダー 1,000円(税込)

 

ポスター原寸トリミングのマグカップ

入荷待ちでご予約をいただいていたポスター原寸シリーズのマグカップが入荷しました!
型からオリジナル制作したStore1894特注品です。
一見、何が描いてあるかわからないくらいの“どアップ”なトリミングが迫力満点!

19世紀パリの伝説の歌手、アリスティド・ブリュアンの顔が大胆に!

《シンプソンのチェーン》からは足とチェーンのアップなど。

それぞれ裏印には贅沢にもしっかり、作品の全体図がプリントされています。

さて通常、磁器で細かな色を再現するのは大変困難なもの。
しかし本商品はなんと特色11版(!)を使用することで限界まで作品の色に近づけています。
さらに、持ち手の色はひとつひとつ職人が手作業により塗り分けました。

全ての作業を多治見の一流の職人たちが手がけていますが、
おひとつ1,800円(税込)という破格のお値段。ぜひとも間近でご覧ください。

原寸マグ(全5絵柄) 1,800円(税込)

2017年10月23日

「パリ♥グラフィック」展オリジナル・関連グッズ 販売中!

Store 1894では、「パリ♥グラフィック―ロートレックとアートになった版画・ポスター」展
(会期:2017年10月18日(水)~2018年1月8日(月・祝))の会期中、
展覧会にちなんだオリジナル・関連グッズを販売します。
ロートレックの世界観を存分に味わえるグッズを豊富に取り揃えました。

 

■“原寸大”トート&ポーチ

トート:全4柄(うち新柄2柄) 各12,960円(税込)/ポーチ:全4柄 各5,400円(税込)
今回の展覧会オリジナルグッズのテーマの一つが“原寸大”。
トートは、ロートレックの巨大なポスター作品を「ほぼ原寸」でトリミングして仕立てた、
Store 1894のオリジナル定番商品です。
その人気シリーズが本展からさらにパワーアップ!
《悦楽の女王》、《エルドラド、アリスティドブリュアン》の新しい2絵柄を加え、
代表的なポスター4作品が顔を揃えます。

お揃いのポーチは大きめサイズで、絵柄を引き締める革のパイピングと、ざっくりしたファスナーを採用しています。
ポーチ以外にも、iPadなどのタブレットのケースやクラッチバッグとして使うのもおすすめ!
こちらももちろん「ほぼ原寸」でロートレック作品をトリミングしています。

 

 

■“原寸大”複製画   496,800円(税込)

ロートレック作品の中でも一際巨大なポスター《ムーラン・ルージュ、ラ・グーリュ》。
全長約2m近くもあるこの作品を、“原寸大の”複製画として製作します。
その巨大さから19世紀の制作当時も版を3つに分けて刷られた本作品ですが、今回の複製画ではそれを踏襲し、
3枚の紙を継ぐことで再現しました。
歪みが最小限になる方法で繋ぎ合わせ、
紙の切り口を見せないためにマイナス45度に刃物を入れて極限まで薄く切り口を作ってつなぎ合わせた、
職人技の結晶です。

 

■ロートレックピンズ   全6種 各600円(税込)

ロートレックのいたずら書きにたびたび登場するワニ、ポートレイトのイラスト、象モチーフのイニシャルサイン。
ロートレックをイメージした配色で小さいピンズにしました。

 

 

 

2016年9月15日

キャメロン展 Store1894/特設ショップもあとわずか!

皆さまこんにちは。
本日はStore1894についてご紹介いたします。
ストアは鑑賞券なしで、いつでも自由にお買い物をお楽しみ頂けます。

ところで、キャメロン展ではストアがギャラリー仕様に変身していたことにお気づきでしょうか?
今回のショップ展開には、ブックショップ「POST」の中島佑介さんにご協力頂いています。
今回は閉幕前に改めて、中島さんにお話を伺いました。

出入り口ドアに向かて 投稿用
キャメロン展仕様のストアも期間限定で、キャメロン展の終了とともに消えてしまいますので、
気になった方は最後にもう一度ご来店ください!

―今回のストアのコンセプトを教えてください。
ジュリア・マーガレット・キャメロンという、ビクトリアリズムの作家のミュージアムショップでは、
「写真を持ち帰ることができる」あるいは、「芸術写真に触れる機会としてミュージアムショップ」
として機能させたいというお話があり、具体的にどのようなものが良いか考えました。

その中で重視したのは、写真集です。といっても、ただの図版ということではなくて、アートブックとして
魅力のあるものを扱いたいと考えました。さらに「写真を購入して飾る」という価値観をご提案できないかと。
キャメロンやビクトリアリズムと親和性のある作品をギャラリーからお借りして、
実際に販売する機会を設けたことが大きな2つの構成になっています。

―具体的にはどのような写真集をセレクトしたのですか?
キャメロンという作家を軸にして、彼女と関連性のある作家や、キャメロンから影響を受けた作家の写真集を
取扱いたいという想いがありましたので、写真史家の金子隆一さんに監修に入って頂き、その助言に基づいて
選択を行っていきました。新刊・古書問わずセレクトしています。価格帯もさまざまです。
普段は入手困難な商品もあります。

イギリスのビクトリアリズムが、日本の写真にとても影響を与えているという事を金子さんから伺いました。
イギリスのビクトリアリズムの文化が日本に紹介されたことをきっかけに、日本に芸術写真というものが広がった
というお話から、日本とイギリスの関係性も写真集をきっかけに知って頂ければと、和書もセレクトしています。
ストア正面 投稿用

―販売されている写真が高いので驚きました!
販売している写真は、写真芸術協会に所属しているギャラリーにご協力頂き、キャメロンやビクトリアリズムの写真を
お借りして販売しています。美術館ですと美術・鑑賞品として写真を見ますが、今回はその作品が購入できるものである
という気づきの体験をして頂けるよう、作品の横に金額を大きく表示しています。

また作家の背景が解らないと、購入しようという事にもならないかと思いますので、
すべての商品説明を店内に設置しています。
ストア角 投稿用

―写真に興味を持つのにおすすめの商品を教えてください。
やはり最初は写真集を通じて興味を持ってもらうのがいいのではないかと思います。
V&Aで開催したキャメロン展の図録がMACKというイギリスの出版社から出ているのですが、デザイン性も大変高く、
そちらも販売しています。最初のきっかけになるものは、知識などなくても「あ、これおもしろい」と思ったものを、
手に取って頂ければと思います。もちろんポストカードでもよいと思います。写真というものに価格がつき販売していて、持ち帰り、生活の中に取り入れられるものだという事に気が付いてもらえれば良いな、と思っています。

―もっと作品を見たいと思った場合は、ギャラリーの紹介もして頂けるのですか?
はい、今回ご協力頂いているギャラリーを紹介致しますので、そちらを訪ねて頂く事も可能です。
今回はヴィンテージプリントが多いので値段が高めですが、もっと安い価格帯のものもありますので、
気軽に訪ねて頂ければと思います。興味を持った作家に対しては、ギャラリーの方も丁寧に教えてくださいますよ。

―キャメロン展の感想をお聞かせください。
キャメロンについては知ってはいましたが、実際のプリントを見たことはなかったので、
今回の展覧会はとても貴重なものでした。印刷物では伝わらない良さがあるなぁ、と思いました。
写真は2次元的な芸術ので、写真集を見ることで満足してしまうことが多いと思うんです。
ほかの絵画や彫刻といった芸術に比べて。
ただ写真も実際のプリントでしかわからないこともたくさんあるので、オリジナルをみる必要があるな、と。

6ジュリア・マーガレット・キャメロン《ベアトリーチェ》1866年 
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館蔵
©Victoria and Albert Museum, London

キャメロンについて言えば、光で絵を書いていた人だと。光で絵を書くことを始めた最初の女性作家なのではないか
という感じがしました。また写真は、被写体との距離感や関係性が現れてしまうので、キャメロンと彼女の被写体の
関係性も表れているように感じました。「これがこうだから」この写真が良い。という明確な理由づけがしにくい、
言葉にしにくい感覚が、写真に定着されているのではないでしょうか。

―キャメロンの写真が絵画だと思ったとのお声も頂きました。記録写真と比較すると違うものでしょうか?
違うと思います。
特に技法としてブラしてみたり、ただ現実を正確に記録するという事をしていた作家ではないと解りますね。
この秋は国内でも写真の良い展覧会がたくさんありますので、キャメロンと比べてみても面白のではないでしょうか。TOP MUSEUMの杉本博司さんの展覧会、国立近代美術館のトーマス・ルフ展、原美術館の篠山紀信さんの写真展も
大変評判がいいと聞いています。

写真は複製の技術であると思われているので、オリジナルのプリントに対する価値を見出すことが難しくあるのですが、
そうではないというところを理解すると見え方も変わってくると思います。

ただ、この数年で写真が芸術の一つであると認識されている方が増えているように感じます。
それは世界的な写真ブームもあると思いますが、テートモダンについているキュレーターが日本の写真を集めたり、
美術館で行っている継続した活動も実を結んでいると思います。写真がコレクションになるという事自体が、
最初は価値観になかったので、V&Aが写真をコレクションとして収蔵したことは画期的なことだったと思います。

―最後にメッセージをお願いします。
今回のショップは、美術館の感覚をそのまま持って帰れる店内になっています。
ぜひ美術館の体験をきっかけに、ご自身の生活の中に広げていって頂ければと思います。

―中島さん有難うございました!
ご興味を持たれた方は、中島さんが運営されている恵比寿にあるブックショップ「POST」
にもぜひ足を運んでみてください!