三菱一号館美術館ニュース | 新しい私に出会う、三菱一号館美術館

三菱一号館美術館

美術館ニュース

2023年2月28日

【お知らせ】3月5日(日)東京マラソン開催に関するご案内  

東京マラソンが2023年3月5日(日)に開催されます。

その為、東京マラソンのゴール近くの三菱一号館美術館周辺にて大規模な交通規制が計画されています。

ご来館の際にはご注意ください。

交通規制につきましては、東京マラソン公式HPをご確認ください。

https://www.marathon.tokyo/

2023年2月22日

「芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル」展とシンクロする、警視庁草紙外伝『異聞・浮世絵草子』掲載の「モーニング13号」が本日発売。「猫の日」連動企画も!

三菱一号館美術館(東京・丸の内)にて開催する「芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル」(会期:2023年2月25日~4月9日)は、 講談社「モーニング」で連載中の『警視庁草紙 ―風太郎明治劇場―』とコラボレーションを実施しております。 2月22日発売の「モーニング13号」から、 本展覧会とシンクロするオリジナルストーリー、 警視庁草紙外伝『異聞・浮世絵草子』が3週連続で掲載されます。 作品や二人の活躍を具体的にイメージしながらお楽しみいただけます。 また、 本ストーリーは、 3月23日発売の『警視庁草紙』第8巻に収録となります。
本コラボレーションの他にも、 「芳幾・芳年」展関連イベント、 「新しい私 書店」6周年×「芳幾・芳年」展コラボなど、 展覧会をより楽しんでいただける企画を準備しております。
尚、 当館は本展覧会を最後に、 2023年4月10日から2024年秋頃まで、 設備入替および建物メンテナンスのため休館いたします。

芳幾・芳年が主人公として登場!「モーニング13号」から『異聞・浮世絵草子』3週連続で掲載!
展覧会とのコラボがより楽しめるカラーページも!


江戸と東京がまだ共存していた明治最初期に30代を迎えた芳幾と芳年。この時代は、『警視庁草紙』の舞台と重なります。本コラボレーションでは、激しく移り変わる価値観に直面した芳幾と芳年の生きざまを、同時代を舞台とした漫画、『警視庁草紙』を執筆する東直輝さんの世界観を通して迫ります。
さらに、『異聞・浮世絵草子』内には、芳幾が発起人としてかかわった「東京日日新聞」や、2人がそれぞれ描いた「幽霊図」、芳年の代表作ともいわれる、《藤原保昌月下弄笛図》などが登場します。実際に展示されている作品と見比べてみてください。「モーニング13号」には、本展覧会とのコラボレーションの詳細や作品の見どころを解説した、『講談新聞』號外(カラー4ページ)もございます。

※本作品はフィクションであり、実在の人物、出来事、団体名等とは関係ありません。

2(にゃん)月22(にゃんにゃん)日は猫の日!


展覧会応援キャラクター「くにャよし」が「モーニング」の猫漫画フェスに出張!
『警視庁草紙』の作者、東直輝さんが、当館とのコラボレーションの一環として創作された「くにャよし」。「くにャよし」は芳幾と芳年の師匠である歌川国芳が、自分の書いた猫に転生したキャラクターです。この度、2月22日の猫の日に「モーニング」(講談社)が実施する「猫漫画フェス」に登場します。
本紙のどこかに隠れている「くにャよし」をみつけて、Twitterに投稿すると、抽選で本展覧会図録が当たる企画(東直輝さんのサイン入り)「くにャよしを探せ!!」。本誌をご購入の上ご参加ください。「モーニング」の猫が大集合する「猫漫画フェス」。猫好きな方も必見です。


お知らせ:「芳幾・芳年」展関連イベント

1、2月23日(木・祝) 【オンラインイベント】「展覧会を語る」
「芳幾・芳年」展担当学芸員・野口玲一による展覧会の見どころや注目ポイントをご紹介します。
https://yoshiyoshilecture.peatix.com/view

2、2月25日(土) 開幕初日、先着1,000名様限定!
2月25日に「芳幾・芳年」展にご来館された方に、展覧会の見どころが詰まった「MIMT TIMES」プレゼント。お一人様1枚、なくなり次第終了です。https://mimt.jp/event/12297/

3、3月3日(金) 【オンラインイベント】「桃の節句にあま酒トーク」実施!
静嘉堂文庫美術館の河野館長と芳幾・芳年展担当の野口学芸員が、お雛様や桃の節句、「芳幾・芳年」展に出品されている 《五節句図》、江戸から明治の浮世絵・絵画について語る企画です。https://mimt.jp/event/12376/

43月11日(土) 【リアルイベント】「芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル」記念講演会
本展学術協力の加藤陽介さんをお招きして展覧会についてお話を伺います。
https://peatix.com/event/3453073/view


「新しい私書店」6周年×「芳幾・芳年」展コラボ企画実施(期間:3月1日~3月31日)
三菱一号館美術館がWEBサイト上で展開する架空の本屋さん「新しい私 書店」(https://mimt.jp/book/) は、2023年3月1日に開設6周年を迎えます。感謝の気持ちを込めて、3月1日~3月31日の期間、下記の通り協力書店(紀伊國屋書店 大手町ビル店、丸善 丸の内本店)にてお買い物の上、「芳幾・芳年」展にご入館いただいた方に、ノベルティをお渡しいたします。

<概要>
■実施期間:2023年3月1日(水)~3月31日(金)
■書籍購入場所:紀伊國屋書店 大手町ビル店、丸善 丸の内本店
■ノベルティ引換場所:三菱一号館美術館
■ノベルティ引き換え方法:下記(1)、(2)を当館チケット窓口にお持ちください。
(1)協力書店での合計金額が①7,000円、②3,000円、③1,000円(税込)以上になるレシート。
(ご希望のノベルティによって金額が異なります。)
※協力書店のレシートは、イベント期間中のものをお持ちください。
※複数店舗のレシートを合算しても可。(丸善 丸の内本店のカフェスペース、文具の購入等、書籍以外の利用を含んでも可)
※レシートの合算金額によりノベルティが異なります。
※1度引き換えたレシートの再利用は不可。

(2)「芳幾・芳年」展入館チケット(2月25日以降であれば可。)
※ノベルティの引換えは三菱一号館美術館チケット窓口のみで対応します。
(チケット窓口営業時間内での対応となりますので、ご注意ください。)
※各ノベルティがなくなり次第終了いたします。

① 開館13周年記念オリジナルトートバッグ (7,000円(税込)以上)
『#三菱一号館美術館の思い出』をテーマに応募いただいた「絵」を基に制作しました。トートバッグを製品化するにあたり、トートバッグ専門ブランドのROOTOTE(ルートート)様にご協力いただいております。

採用作品:作者「ほかり」さんより、応募に当たってのコメント
初めて三菱一号館に行ったのは2015年4月19日「ワシントン・ナショナル・ギャラリー」展。友人が誘ってくれてピエール=オーギュスト・ルノワール《猫を抱く女性」、アンリ・ファンタン=ラトゥール《葡萄とカーネーションの静物》が印象的でした。

②「新しい私書店」オリジナルトートバッグ(3,000円(税込)以上)

③当館オリジナルポストカード(1,000円(税込)以上)
※お渡しする絵柄はランダムとなり選べません。予めご了承ください。


しばしのお別れ!三菱一号館美術館が長期休館に!


2010年に三菱一号館美術館が開館し、開館記念展の「マネとモダン・パリ」から、数多くの企画展を開催してきた三菱一号館美術館。「芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル」を最後に、設備入替および建物メンテナンスのため長期休館し、2024年秋の再開を目指します。長期休館前最後の展覧会をお見逃しなく!


<ROOTOTE(ルートート)>

2001年の誕生以来、「Fun Outing!~楽しいお出かけ!~」をお届けしているトートバッグ専門ブランド。目印はRマークのブランドタグ。カンガルーのおなかの袋からヒントを得た「ルーポケット」がアイデンティティです。ひとりひとりの個性や価値観を大切にしながら、お気に入りが見つかる豊富なデザインバリエーションを提案しています。
ROOTOTEはトートバッグを通じて世界に感動を広げ、社会をより良くするメディアであることをミッションに、アート、エコ、カルチャーなど、さまざまな分野でコラボレーションやプロジェクトを展開。世界一のトートバッグブランドを目指しています。https://ROOTOTE.jp/


<警視庁草紙―風太郎明治劇場―>

山田風太郎代表作を漫画化!
江戸と東京がまだ共存していた明治最初期。西郷が西南戦争をおこさんとするその前夜の帝都を舞台に、産声をあげたばかりの「警視庁」ポリス達と、元同心の虚々実々の駆け引きを描く。https://morning.kodansha.co.jp/c/keishichozoushi.html

山田風太郎 (原作)やまだ・ふうたろう
1922年(大正11年)兵庫県生まれ。東京医科大学在学中の’47年、探偵小説誌「宝石」の第1回懸賞募集に「達磨峠の事件」が入選。’49年に「眼中の悪魔」「虚構淫楽」の2編で日本探偵作家クラブ賞短編賞を受賞。’58年から始めた「忍法帖」シリーズでは『甲賀忍法帖』『魔界転生』などの作品があり爆発的ブームに。2001年7月28日、79歳で逝去。

東直輝 (漫画)あずま・なおき
愛知県出身。1998年、第55回手塚賞佳作受賞作の『CHILDRAGON』でデビュー。代表作に『爆音伝説カブラギ』(全19巻)『不死身の特攻兵』(全10巻/共に講談社)など。

2023年2月10日

Café 1894・Store 1894/「芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル」タイアップ商品を2月25日から会期中限定販売!

三菱一号館美術館(東京・丸の内)に併設するミュージアムカフェ・バー「Café 1894」、ミュージアムショップ「Store 1894」では「芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル」(会期:2023年2月25日~4月9日)の会期中限定で、展覧会にちなんだメニュー、グッズを販売いたします。
また、当館は本展覧会を最後に、2023年4月10日から2024年秋頃まで、設備入替および建物メンテナンスのため長期休館いたします。
■タイアップランチ:江戸の開化ランチ  (コーヒーor紅茶付)
価格:2,420円(税込)/販売時間 11:00~14:00

前菜 真鯛のカルパッチョ 黒山椒を添えて

真鯛に塩昆布、白菜の浅漬けとマジックレッドをのせ、一緒にお召し上がりください。黒山椒はお好みで付け、味の変化をお楽しみください。

メイン 軍鶏のロースト 山椒風味のマデラソース あおさ海苔のリゾット
軍鶏のローストに山椒が効いたマデラソース。あおさ海苔のリゾットには、アクセントにしその実を散りばめました。

■タイアップランチデザート:江戸の看板娘
価格:550円(税込)/販売時間 11:00~14:00

抹茶のパンナコッタに小倉のクリーム、抹茶寒天をのせ、サクフワとした食感の“おいり”※と一緒にお召し上がりください。※おいりは香川県の伝統菓子

<お得情報!>
タイアップの「江戸の開化ランチ」とランチデザート「江戸の看板娘」を一緒にご注文いただくと、50円割引に!

■タイアップデザート:抹茶ババロアの「梅やしき」
価格:1,280円(税込)/販売時間 14:00~17:00

月岡芳年 《東京自慢十二ヶ月 二月 梅やしき 新橋 てい》 明治13(1880)年 北九州市立美術館 ※展示替えあり

芳年の「東京自慢十二ヶ月」をイメージした一皿。抹茶ババロアにあんこのクリームを絞り、甘納豆、かのこ豆、黒蜜寒天と濃厚な黒胡麻アイスを添えて仕上げました。“おいり”と甘酸っぱいグロゼイユ(赤すぐり)をアクセントに、色々な食感と風味をお楽しみください。

■夜のタイアップデザート:ばばろあの洋風あんみつ
価格:1,180円(税込)/販売時間 18:00~23:00

昔ながらのあんみつをCafé 1894風にアレンジ。抹茶ババロアと小倉クリーム、黒胡麻アイス、塩ミルクアイスで色々な味をお楽しみください。

https://mimt.jp/ex/yoshiyoshi/cafe.html

■展覧会図録・オリジナルグッズ
展覧会図録 価格:2,800円(税込)
芳幾《太平記英勇伝》100図、芳年《芳年武者无類》33図をすべてカラーで掲載した初の展覧会図録。表紙に2人の作品を全面メタル箔で押した豪華仕様です。B5変形版、コデックス装、総248ページ。

缶バッジ 価格:1個:700円 2個セット:1,100円(税込)

ユニークな構図で描かれた浮世絵作品の一部分をくり抜きました。缶バッジとしてのご使用はもちろん、台紙と一緒に飾るのもおすすめです。Store 1894では、芳幾と芳年の世界観をお楽しみいただけるグッズをご用意しています。


<本展覧会の割引情報>
1.  月曜日の300円「芳」割!
本展の主人公である芳幾と芳年の名前にちなみ、2023年2月27日、3月27日、4月3日の「月曜日」限定で、お名前に「芳」が付く方は300円割引となります。※チケット窓口で氏名が分かる身分証をご提示ください。

2.#推しカラーコーデで出かけよう!
本展の会期中に本展覧会のテーマカラーである「芳幾の赤」と「芳年の青」をコーディネートに取り入れて、
「#推しカラーコーデ」の該当ツイートをリツイートし、リツイート画⾯をチケット窓口でご提⽰頂くと100円割引となります。赤か青、あるいは赤と青、どちらでもお好きなカラーをお洋服のコーディネートに取り入れてご来場ください。

※いずれもチケット窓口での購入に限ります。
※他の割引との併用不可。
※対象のツイートは、2月15日に三菱一号館美術館公式Twitter〔@ichigokan_PR〕で発信予定です。


【芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル】

■会期
2023年2月25日(土)〜4月9日(日)※展示替え有
■WEB
https://mimt.jp/ex/yoshiyoshi/
■概要
本展では、江戸から明治に至る激動の時代を生きた落合芳幾(1833-1904)と月岡芳年(1839-1892)の画業を紹介します。幕末を代表する浮世絵師、歌川国芳の兄弟弟子として良きライバルだった二人。それぞれの活躍を紹介すると共に、最後の浮世絵師と呼ばれる世代である彼らが、いかに浮世絵の生き残りを図ったのかを探ります。

2023年2月3日

【重要】2月5日(日)全館休館のお知らせ

三菱一号館美術館および接続する丸の内パークビル(丸の内ブリックスクエア)は

2月5日(日)電気設備の法定点検作業のため全館休館します。

※当館は展示替え期間中のため休館中です。

なお、Café1894、歴史資料室、三菱センターデジタルギャラリーも休業します。

ご迷惑をおかけしますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。

2022年度「MUSEUM for All」活動報告/三菱地所株式会社のローカル5G環境を活用した実証実験

三菱一号館美術館は、さまざまな方々に美術館を身近に感じていただくことを目的に、2021年12月より「MUSEUM for All」プロジェクトを段階的に行っています。

2022年度は、館内に設置している三菱地所株式会社のローカル5G環境を活用し、①新技術を用いた新たな鑑賞体験「参加型ボイスストーリー at ヴァロットン展 powered by oto rea」と、②360度全周囲を撮影・伝送可能なシステム「JackIn Head」を活用した遠隔鑑賞 の実証実験を行いましたのでお知らせします。今回の実証実験の結果を踏まえ、今後も幅広い人びとへ開かれた美術館を目指した活動を続けて参ります。

なお、当館は設備入替および建物メンテナンスにより2023 年 4 月 10 日から 2024 年秋頃まで長期休館します。今後の「MUSEUM for All」プロジェクトの取り組みにつきましては、確定次第改めてお知らせします。

■三菱地所株式会社のローカル5G環境整備・活用リリース
(参考 https://www.mec.co.jp/news/archives/mec210720_local5g.pdf

【2022年度「MUSEUM for All」プロジェクトの取り組みについて】

1.  新技術を用いた新たな鑑賞体験「参加型ボイスストーリー at 三菱一号館美術館<ヴァロットン展> 黒白の世界で謎の人物の素性を追え” powered by oto rea

2023年1月29日まで開催した「ヴァロットン―黒と白」の会期中に、全く新しい美術館の楽しみ方を体験できる音声MR体験イベント「参加型ボイスストーリー at 三菱一号館美術館<ヴァロットン展> “黒白の世界で謎の人物の素性を追え”powered by oto rea」を実施しました。

本コンテンツは、音の MR ※ (Mixed Reality:複合現実)を活用した非接触型サウンド空間体験サービス「oto rea(オトリア)*」をもとに開発されました。「oto rea」はユーザーの動作に合わせて、ユーザーのみが特別な音響を体験できるのが特徴です。現実空間をスキャニングしてつくられたデジタル空間に音データを配置し、それを現実空間で読み取ることで、現実空間とデジタル空間を融合した体験をお楽しみいただけます。

体験中は操作も不要で、ウェアラブルスピーカーによって、シームレスで没入感の高い体験をすることが可能となります。これらの特徴を活かし、展覧会を鑑賞しながら、謎の人物の正体を追うミステリアスなストーリーを展開しました。

今回の取り組みは、展覧会の内容に即した作品解説や音声ガイドとは異なる、美術館における別次元での新たな鑑賞体験をお楽しみいただく機会となりました。展覧会で与えられたものとは異なる文脈を付け加える余地が、開発されたといえます。あわせて、視覚障害者の方に向けた美術館コンテンツ開発の可能性を検証しました。

<実施概要>
実施期間:2022年12月9日~12月23日[休館日を除く13日間]開館時間中
参加人数:528名
参加費 :無料(但し「ヴァロットン展」の入館チケットは必要)
プロジェクト体制:
〇サービス提供       株式会社GATARI
〇コンテンツディレクション 株式会社乃村工藝社
〇シナリオ・ビジュアル制作 株式会社ハレガケ
〇コンテンツ制作協力    三菱一号館美術館

oto reaとは?
音のMR(Mixed Reality:複合現実)を活用した非接触型サウンド空間体験サービスです。 乃村工藝社のイノベーション・ラボラトリー「NOMLAB(ノムラボ)」がプロジェクトマネジメント・企画し、MR スタートアップである株式会社GATARIが提供するMRプラットフォーム「Auris(オーリス)」を活用して2020年にサービスの提供が開始されました。 複数の音を空間に配置し、顔の向きや動作に合わせてユーザーのみが得られる特別な音響体験を提供します。©乃村工藝社

アンケート結果

[参加者の方のお声]
・没入感がとても新鮮でした。これからの美術館博物館鑑賞の際にぜひまた体験したいです。普及を期待しています。
・美術館に行っても、作品をどう見て良いのかわからない私にとっては、作品や作者のことを知ると同時にストーリーを楽しめるので、またぜひ利用したいと思っています。
・視覚障害者のガイドをしています。美術館や博物館、展覧会に興味のある視覚障害者もいます。是非、普及して欲しいです。

2. 360
度全周囲を撮影・伝送可能なシステム「JackIn Head」を活用した遠隔鑑賞実験

360度全周囲を撮影・伝送し、参加者同士でリアルタイムなコミュニケーションが取れる「JackIn Head」を活用して、三菱一号館美術館で開催した展覧会「ヴァロットンー黒と白」を、京都から遠隔鑑賞する実証実験を行いました。「JackIn Head」を通じた自由な視点の選択、双方向のコミュニケーションにより、美術館へお越しいただくのが困難な方にも展覧会をお楽しみいただく可能性を検証しました。美術館の通例では難しい「大きな声で会話しながらの鑑賞」も、この「JackIn Head」は可能にしてくれます。

また、他の映像メディアとは異なり、展示室の空間や雰囲気を把握しやすい点や、それにより双方向のコミュニケーションが活性化される点から、 「JackIn Head」は 鑑賞者の“能動的な鑑賞を引き出す”といった新たな実験結果も見えてきました。

<実施概要>
実施期間    :2022年12月19日
参加者     :芸術大学生15名
プロジェクト体制:
〇企画制作 JackIn Head チーム(株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所)
〇コンテンツキュレーション 三菱一号館美術館

JackIn Headとは?
ソニーコンピュータサイエンス研究所の副所長の暦本純一が提唱したコンセプト「JackIn」は、人間が他の人間や環境に没入し、その状況や体験を共有したり共同作業を行ったりする際のインタラクションの枠組みです。「JackIn Head」は、360度全周囲を撮影・伝送し、参加者同士でリアルタイムなコミュニケーションが取れる「体験伝送システム」。自由な視点の選択自由なコミュニケーションにより、遠隔地からでも現場に行ったかのような主体的なイベント参加が可能となります。

現地にいる配信者であるBody Userが装着する360度ウェラブルカメラが映す映像を、配信を体験するGhost UserがPCやスマートフォンなどのマルチデバイスを介して見ることでできます。

JackIn詳細 https://www.sonycsl.co.jp/project/2350/

<JackIn Head概念図>

©ソニーコンピュータサイエンス研究所

遠隔鑑賞実証実験の様子

上、中央)美術館側 下)京都側

[参加者の方のお声]
・動画は一方的なものが多いし分からない部分は自分なりに調べていかないといけないが、本日のようなギャラリーツアーでは質問することができ、疑問点を無くすことが出来ました。
・オンラインなので後ろの人が作品を見えているかどうかを気にする必要がなく、作品を近くで見ながら話を聞くことが出来ました。
・遠方で行きにくい美術館でも、しっかり作品や雰囲気を感じることが出来ました。
・遠隔で美術館を巡れるという経験ができることは鑑賞の幅が広がり、これからの鑑賞体験の広がりを感じられてよいと思いました。
・動画のように一方的でなく、見たい方向を見れる、一緒に見ている人がいるなどは面白かったです。
・自分が美術館に行き、個別で話を聞きながら鑑賞しているという感覚になり、想像以上に満足出来ました。

2023年2月1日

「芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル」関連企画が続々!「新しい私 書店」とのコラボ実施!~架空の本屋さんがリアル書店に登場、オリジナルしおりも配布~

三菱一号館美術館にて開催する「芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル」(会期:2023年2月25日~4月9日※以下「芳幾・芳年」展)と当館が運営する架空の本屋さん「新しい私 書店」 (https://mimt.jp/book/)がコラボ企画を実施します。 2月1日~2月28日まで、協力書店(紀伊國屋書店 大手町ビル店/丸善 丸の内本店)にて、展覧会にちなんだ書籍を紹介するフェアを実施いたします。各書店のセレクトをお楽しみください。
また、当館は本展覧会を最後に、2023年4月10日から2024年秋頃まで、設備入替および建物メンテナンスのため長期休館いたします。
■「芳幾・芳年」展 関連書籍を集めたリアル「新しい私 書店」登場!

<紀伊國屋書店 大手町ビル店:芳幾・芳年展コラボフェア>

最後の浮世絵師といわれた落合芳幾と月岡芳年。二人が生きた幕末から明治にかけての時代を描いた小説や画集を中心に集めました。

<丸善 丸の内本店 激動の時代と最後の浮世絵師たち>

歌川国芳の弟子として、また良きライバルとして人気を二分した落合芳幾と月岡芳年。江戸後期に浮世絵師として華々しく活躍した、国芳一門の武者絵、錦絵などの作品から、江戸から明治へと時代の過渡期に翻弄された、浮世絵師たちの生き様が感じられるフェアとなっております。三菱一号館美術館「芳幾・芳年」展とコラボレーションしている『警視庁草紙』モーニングKCとあわせてお楽しみください。

■オリジナルしおりが登場!
「芳幾・芳年」展の応援キャラクターである「くにャよし」と、錦絵風の三菱一号館美術館をデザインしたしおりを作成しました。2月1日から紀伊國屋書店 大手町ビル店と、丸善 丸の内本店にて配布いたします。(無くなり次第終了。)

 

■紀伊國屋書店限定!2月21日発売予定 『警視庁草紙』7巻に「特典ペーパー」プレゼント
『警視庁草子』7巻表紙紀伊國屋書店 大手町ビル店と、全国紀伊國屋書店の一部対象店で配布いたします。※絵柄は1種類です。


<「新しい私 書店」協力書店情報>
◆紀伊國屋書店 大手町ビル店
所在地:東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル1階
電話:03-3201-5084
WEB:https://store.kinokuniya.co.jp/store/otemachi-building-store/

◆丸善 丸の内本店
所在地:東京都千代田区丸の内1-6-4 丸の内オアゾ1階~4階
電話:03-5288-8881
WEB:https://honto.jp/store/detail_1572000_14HB310.html


芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル

■会期:2023年2月25日(土)〜4月9日(日)
■WEB: https://mimt.jp/ex/yoshiyoshi/
■概要:本展では、江戸から明治に至る激動の時代を生きた落合芳幾(1833-1904)と月岡芳年(1839-1892)の画業を紹介します。幕末を代表する浮世絵師、歌川国芳(1797-1861)の兄弟弟子として良きライバルだった二人。それぞれの活躍を紹介すると共に、最後の浮世絵師と呼ばれる世代である彼らが、いかに浮世絵の生き残りを図ったのかを探ります。


警視庁草紙―風太郎明治劇場―

山田風太郎代表作を漫画化!
江戸と東京がまだ共存していた明治最初期。西郷が西南戦争をおこさんとするその前夜の帝都を舞台に、産声をあげたばかりの「警視庁」ポリス達と、元同心の虚々実々の駆け引きを描く。
■WEB:https://morning.kodansha.co.jp/c/keishichozoushi.html

山田風太郎 (原作)やまだ・ふうたろう
1922年(大正11年)兵庫県生まれ。東京医科大学在学中の’47年、探偵小説誌「宝石」の第1回懸賞募集に「達磨峠の事件」が入選。’49年に「眼中の悪魔」「虚構淫楽」の2編で日本探偵作家クラブ賞短編賞を受賞。’58年から始めた「忍法帖」シリーズでは『甲賀忍法帖』『魔界転生』などの作品があり爆発的ブームに。2001年7月28日、79歳で逝去。

 東直輝 (漫画)あずま・なおき
愛知県出身。1998年、第55回手塚賞佳作受賞作の『CHILDRAGON』でデビュー。代表作に『爆音伝説カブラギ』(全19巻)『不死身の特攻兵』(全10巻/共に講談社)など。

美術館ニュース

美術館ニュース

2023年2月22日

「芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル」展とシンクロする、警視庁草紙外伝『異聞・浮世絵草子』掲載の「モーニング13号」が本日発売。「猫の日」連動企画も!

三菱一号館美術館(東京・丸の内)にて開催する「芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル」(会期:2023年2月25日~4月9日)は、 講談社「モーニング」で連載中の『警視庁草紙 ―風太郎明治劇場―』とコラボレーションを実施しております。 2月22日発売の「モーニング13号」から、 本展覧会とシンクロするオリジナルストーリー、 警視庁草紙外伝『異聞・浮世絵草子』が3週連続で掲載されます。 作品や二人の活躍を具体的にイメージしながらお楽しみいただけます。 また、 本ストーリーは、 3月23日発売の『警視庁草紙』第8巻に収録となります。
本コラボレーションの他にも、 「芳幾・芳年」展関連イベント、 「新しい私 書店」6周年×「芳幾・芳年」展コラボなど、 展覧会をより楽しんでいただける企画を準備しております。
尚、 当館は本展覧会を最後に、 2023年4月10日から2024年秋頃まで、 設備入替および建物メンテナンスのため休館いたします。

芳幾・芳年が主人公として登場!「モーニング13号」から『異聞・浮世絵草子』3週連続で掲載!
展覧会とのコラボがより楽しめるカラーページも!


江戸と東京がまだ共存していた明治最初期に30代を迎えた芳幾と芳年。この時代は、『警視庁草紙』の舞台と重なります。本コラボレーションでは、激しく移り変わる価値観に直面した芳幾と芳年の生きざまを、同時代を舞台とした漫画、『警視庁草紙』を執筆する東直輝さんの世界観を通して迫ります。
さらに、『異聞・浮世絵草子』内には、芳幾が発起人としてかかわった「東京日日新聞」や、2人がそれぞれ描いた「幽霊図」、芳年の代表作ともいわれる、《藤原保昌月下弄笛図》などが登場します。実際に展示されている作品と見比べてみてください。「モーニング13号」には、本展覧会とのコラボレーションの詳細や作品の見どころを解説した、『講談新聞』號外(カラー4ページ)もございます。

※本作品はフィクションであり、実在の人物、出来事、団体名等とは関係ありません。

2(にゃん)月22(にゃんにゃん)日は猫の日!


展覧会応援キャラクター「くにャよし」が「モーニング」の猫漫画フェスに出張!
『警視庁草紙』の作者、東直輝さんが、当館とのコラボレーションの一環として創作された「くにャよし」。「くにャよし」は芳幾と芳年の師匠である歌川国芳が、自分の書いた猫に転生したキャラクターです。この度、2月22日の猫の日に「モーニング」(講談社)が実施する「猫漫画フェス」に登場します。
本紙のどこかに隠れている「くにャよし」をみつけて、Twitterに投稿すると、抽選で本展覧会図録が当たる企画(東直輝さんのサイン入り)「くにャよしを探せ!!」。本誌をご購入の上ご参加ください。「モーニング」の猫が大集合する「猫漫画フェス」。猫好きな方も必見です。


お知らせ:「芳幾・芳年」展関連イベント

1、2月23日(木・祝) 【オンラインイベント】「展覧会を語る」
「芳幾・芳年」展担当学芸員・野口玲一による展覧会の見どころや注目ポイントをご紹介します。
https://yoshiyoshilecture.peatix.com/view

2、2月25日(土) 開幕初日、先着1,000名様限定!
2月25日に「芳幾・芳年」展にご来館された方に、展覧会の見どころが詰まった「MIMT TIMES」プレゼント。お一人様1枚、なくなり次第終了です。https://mimt.jp/event/12297/

3、3月3日(金) 【オンラインイベント】「桃の節句にあま酒トーク」実施!
静嘉堂文庫美術館の河野館長と芳幾・芳年展担当の野口学芸員が、お雛様や桃の節句、「芳幾・芳年」展に出品されている 《五節句図》、江戸から明治の浮世絵・絵画について語る企画です。https://mimt.jp/event/12376/

43月11日(土) 【リアルイベント】「芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル」記念講演会
本展学術協力の加藤陽介さんをお招きして展覧会についてお話を伺います。
https://peatix.com/event/3453073/view


「新しい私書店」6周年×「芳幾・芳年」展コラボ企画実施(期間:3月1日~3月31日)
三菱一号館美術館がWEBサイト上で展開する架空の本屋さん「新しい私 書店」(https://mimt.jp/book/) は、2023年3月1日に開設6周年を迎えます。感謝の気持ちを込めて、3月1日~3月31日の期間、下記の通り協力書店(紀伊國屋書店 大手町ビル店、丸善 丸の内本店)にてお買い物の上、「芳幾・芳年」展にご入館いただいた方に、ノベルティをお渡しいたします。

<概要>
■実施期間:2023年3月1日(水)~3月31日(金)
■書籍購入場所:紀伊國屋書店 大手町ビル店、丸善 丸の内本店
■ノベルティ引換場所:三菱一号館美術館
■ノベルティ引き換え方法:下記(1)、(2)を当館チケット窓口にお持ちください。
(1)協力書店での合計金額が①7,000円、②3,000円、③1,000円(税込)以上になるレシート。
(ご希望のノベルティによって金額が異なります。)
※協力書店のレシートは、イベント期間中のものをお持ちください。
※複数店舗のレシートを合算しても可。(丸善 丸の内本店のカフェスペース、文具の購入等、書籍以外の利用を含んでも可)
※レシートの合算金額によりノベルティが異なります。
※1度引き換えたレシートの再利用は不可。

(2)「芳幾・芳年」展入館チケット(2月25日以降であれば可。)
※ノベルティの引換えは三菱一号館美術館チケット窓口のみで対応します。
(チケット窓口営業時間内での対応となりますので、ご注意ください。)
※各ノベルティがなくなり次第終了いたします。

① 開館13周年記念オリジナルトートバッグ (7,000円(税込)以上)
『#三菱一号館美術館の思い出』をテーマに応募いただいた「絵」を基に制作しました。トートバッグを製品化するにあたり、トートバッグ専門ブランドのROOTOTE(ルートート)様にご協力いただいております。

採用作品:作者「ほかり」さんより、応募に当たってのコメント
初めて三菱一号館に行ったのは2015年4月19日「ワシントン・ナショナル・ギャラリー」展。友人が誘ってくれてピエール=オーギュスト・ルノワール《猫を抱く女性」、アンリ・ファンタン=ラトゥール《葡萄とカーネーションの静物》が印象的でした。

②「新しい私書店」オリジナルトートバッグ(3,000円(税込)以上)

③当館オリジナルポストカード(1,000円(税込)以上)
※お渡しする絵柄はランダムとなり選べません。予めご了承ください。


しばしのお別れ!三菱一号館美術館が長期休館に!


2010年に三菱一号館美術館が開館し、開館記念展の「マネとモダン・パリ」から、数多くの企画展を開催してきた三菱一号館美術館。「芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル」を最後に、設備入替および建物メンテナンスのため長期休館し、2024年秋の再開を目指します。長期休館前最後の展覧会をお見逃しなく!


<ROOTOTE(ルートート)>

2001年の誕生以来、「Fun Outing!~楽しいお出かけ!~」をお届けしているトートバッグ専門ブランド。目印はRマークのブランドタグ。カンガルーのおなかの袋からヒントを得た「ルーポケット」がアイデンティティです。ひとりひとりの個性や価値観を大切にしながら、お気に入りが見つかる豊富なデザインバリエーションを提案しています。
ROOTOTEはトートバッグを通じて世界に感動を広げ、社会をより良くするメディアであることをミッションに、アート、エコ、カルチャーなど、さまざまな分野でコラボレーションやプロジェクトを展開。世界一のトートバッグブランドを目指しています。https://ROOTOTE.jp/


<警視庁草紙―風太郎明治劇場―>

山田風太郎代表作を漫画化!
江戸と東京がまだ共存していた明治最初期。西郷が西南戦争をおこさんとするその前夜の帝都を舞台に、産声をあげたばかりの「警視庁」ポリス達と、元同心の虚々実々の駆け引きを描く。https://morning.kodansha.co.jp/c/keishichozoushi.html

山田風太郎 (原作)やまだ・ふうたろう
1922年(大正11年)兵庫県生まれ。東京医科大学在学中の’47年、探偵小説誌「宝石」の第1回懸賞募集に「達磨峠の事件」が入選。’49年に「眼中の悪魔」「虚構淫楽」の2編で日本探偵作家クラブ賞短編賞を受賞。’58年から始めた「忍法帖」シリーズでは『甲賀忍法帖』『魔界転生』などの作品があり爆発的ブームに。2001年7月28日、79歳で逝去。

東直輝 (漫画)あずま・なおき
愛知県出身。1998年、第55回手塚賞佳作受賞作の『CHILDRAGON』でデビュー。代表作に『爆音伝説カブラギ』(全19巻)『不死身の特攻兵』(全10巻/共に講談社)など。

2023年2月10日

Café 1894・Store 1894/「芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル」タイアップ商品を2月25日から会期中限定販売!

三菱一号館美術館(東京・丸の内)に併設するミュージアムカフェ・バー「Café 1894」、ミュージアムショップ「Store 1894」では「芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル」(会期:2023年2月25日~4月9日)の会期中限定で、展覧会にちなんだメニュー、グッズを販売いたします。
また、当館は本展覧会を最後に、2023年4月10日から2024年秋頃まで、設備入替および建物メンテナンスのため長期休館いたします。
■タイアップランチ:江戸の開化ランチ  (コーヒーor紅茶付)
価格:2,420円(税込)/販売時間 11:00~14:00

前菜 真鯛のカルパッチョ 黒山椒を添えて

真鯛に塩昆布、白菜の浅漬けとマジックレッドをのせ、一緒にお召し上がりください。黒山椒はお好みで付け、味の変化をお楽しみください。

メイン 軍鶏のロースト 山椒風味のマデラソース あおさ海苔のリゾット
軍鶏のローストに山椒が効いたマデラソース。あおさ海苔のリゾットには、アクセントにしその実を散りばめました。

■タイアップランチデザート:江戸の看板娘
価格:550円(税込)/販売時間 11:00~14:00

抹茶のパンナコッタに小倉のクリーム、抹茶寒天をのせ、サクフワとした食感の“おいり”※と一緒にお召し上がりください。※おいりは香川県の伝統菓子

<お得情報!>
タイアップの「江戸の開化ランチ」とランチデザート「江戸の看板娘」を一緒にご注文いただくと、50円割引に!

■タイアップデザート:抹茶ババロアの「梅やしき」
価格:1,280円(税込)/販売時間 14:00~17:00

月岡芳年 《東京自慢十二ヶ月 二月 梅やしき 新橋 てい》 明治13(1880)年 北九州市立美術館 ※展示替えあり

芳年の「東京自慢十二ヶ月」をイメージした一皿。抹茶ババロアにあんこのクリームを絞り、甘納豆、かのこ豆、黒蜜寒天と濃厚な黒胡麻アイスを添えて仕上げました。“おいり”と甘酸っぱいグロゼイユ(赤すぐり)をアクセントに、色々な食感と風味をお楽しみください。

■夜のタイアップデザート:ばばろあの洋風あんみつ
価格:1,180円(税込)/販売時間 18:00~23:00

昔ながらのあんみつをCafé 1894風にアレンジ。抹茶ババロアと小倉クリーム、黒胡麻アイス、塩ミルクアイスで色々な味をお楽しみください。

https://mimt.jp/ex/yoshiyoshi/cafe.html

■展覧会図録・オリジナルグッズ
展覧会図録 価格:2,800円(税込)
芳幾《太平記英勇伝》100図、芳年《芳年武者无類》33図をすべてカラーで掲載した初の展覧会図録。表紙に2人の作品を全面メタル箔で押した豪華仕様です。B5変形版、コデックス装、総248ページ。

缶バッジ 価格:1個:700円 2個セット:1,100円(税込)

ユニークな構図で描かれた浮世絵作品の一部分をくり抜きました。缶バッジとしてのご使用はもちろん、台紙と一緒に飾るのもおすすめです。Store 1894では、芳幾と芳年の世界観をお楽しみいただけるグッズをご用意しています。


<本展覧会の割引情報>
1.  月曜日の300円「芳」割!
本展の主人公である芳幾と芳年の名前にちなみ、2023年2月27日、3月27日、4月3日の「月曜日」限定で、お名前に「芳」が付く方は300円割引となります。※チケット窓口で氏名が分かる身分証をご提示ください。

2.#推しカラーコーデで出かけよう!
本展の会期中に本展覧会のテーマカラーである「芳幾の赤」と「芳年の青」をコーディネートに取り入れて、
「#推しカラーコーデ」の該当ツイートをリツイートし、リツイート画⾯をチケット窓口でご提⽰頂くと100円割引となります。赤か青、あるいは赤と青、どちらでもお好きなカラーをお洋服のコーディネートに取り入れてご来場ください。

※いずれもチケット窓口での購入に限ります。
※他の割引との併用不可。
※対象のツイートは、2月15日に三菱一号館美術館公式Twitter〔@ichigokan_PR〕で発信予定です。


【芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル】

■会期
2023年2月25日(土)〜4月9日(日)※展示替え有
■WEB
https://mimt.jp/ex/yoshiyoshi/
■概要
本展では、江戸から明治に至る激動の時代を生きた落合芳幾(1833-1904)と月岡芳年(1839-1892)の画業を紹介します。幕末を代表する浮世絵師、歌川国芳の兄弟弟子として良きライバルだった二人。それぞれの活躍を紹介すると共に、最後の浮世絵師と呼ばれる世代である彼らが、いかに浮世絵の生き残りを図ったのかを探ります。

2023年2月3日

【重要】2月5日(日)全館休館のお知らせ

三菱一号館美術館および接続する丸の内パークビル(丸の内ブリックスクエア)は

2月5日(日)電気設備の法定点検作業のため全館休館します。

※当館は展示替え期間中のため休館中です。

なお、Café1894、歴史資料室、三菱センターデジタルギャラリーも休業します。

ご迷惑をおかけしますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。

2022年度「MUSEUM for All」活動報告/三菱地所株式会社のローカル5G環境を活用した実証実験

三菱一号館美術館は、さまざまな方々に美術館を身近に感じていただくことを目的に、2021年12月より「MUSEUM for All」プロジェクトを段階的に行っています。

2022年度は、館内に設置している三菱地所株式会社のローカル5G環境を活用し、①新技術を用いた新たな鑑賞体験「参加型ボイスストーリー at ヴァロットン展 powered by oto rea」と、②360度全周囲を撮影・伝送可能なシステム「JackIn Head」を活用した遠隔鑑賞 の実証実験を行いましたのでお知らせします。今回の実証実験の結果を踏まえ、今後も幅広い人びとへ開かれた美術館を目指した活動を続けて参ります。

なお、当館は設備入替および建物メンテナンスにより2023 年 4 月 10 日から 2024 年秋頃まで長期休館します。今後の「MUSEUM for All」プロジェクトの取り組みにつきましては、確定次第改めてお知らせします。

■三菱地所株式会社のローカル5G環境整備・活用リリース
(参考 https://www.mec.co.jp/news/archives/mec210720_local5g.pdf

【2022年度「MUSEUM for All」プロジェクトの取り組みについて】

1.  新技術を用いた新たな鑑賞体験「参加型ボイスストーリー at 三菱一号館美術館<ヴァロットン展> 黒白の世界で謎の人物の素性を追え” powered by oto rea

2023年1月29日まで開催した「ヴァロットン―黒と白」の会期中に、全く新しい美術館の楽しみ方を体験できる音声MR体験イベント「参加型ボイスストーリー at 三菱一号館美術館<ヴァロットン展> “黒白の世界で謎の人物の素性を追え”powered by oto rea」を実施しました。

本コンテンツは、音の MR ※ (Mixed Reality:複合現実)を活用した非接触型サウンド空間体験サービス「oto rea(オトリア)*」をもとに開発されました。「oto rea」はユーザーの動作に合わせて、ユーザーのみが特別な音響を体験できるのが特徴です。現実空間をスキャニングしてつくられたデジタル空間に音データを配置し、それを現実空間で読み取ることで、現実空間とデジタル空間を融合した体験をお楽しみいただけます。

体験中は操作も不要で、ウェアラブルスピーカーによって、シームレスで没入感の高い体験をすることが可能となります。これらの特徴を活かし、展覧会を鑑賞しながら、謎の人物の正体を追うミステリアスなストーリーを展開しました。

今回の取り組みは、展覧会の内容に即した作品解説や音声ガイドとは異なる、美術館における別次元での新たな鑑賞体験をお楽しみいただく機会となりました。展覧会で与えられたものとは異なる文脈を付け加える余地が、開発されたといえます。あわせて、視覚障害者の方に向けた美術館コンテンツ開発の可能性を検証しました。

<実施概要>
実施期間:2022年12月9日~12月23日[休館日を除く13日間]開館時間中
参加人数:528名
参加費 :無料(但し「ヴァロットン展」の入館チケットは必要)
プロジェクト体制:
〇サービス提供       株式会社GATARI
〇コンテンツディレクション 株式会社乃村工藝社
〇シナリオ・ビジュアル制作 株式会社ハレガケ
〇コンテンツ制作協力    三菱一号館美術館

oto reaとは?
音のMR(Mixed Reality:複合現実)を活用した非接触型サウンド空間体験サービスです。 乃村工藝社のイノベーション・ラボラトリー「NOMLAB(ノムラボ)」がプロジェクトマネジメント・企画し、MR スタートアップである株式会社GATARIが提供するMRプラットフォーム「Auris(オーリス)」を活用して2020年にサービスの提供が開始されました。 複数の音を空間に配置し、顔の向きや動作に合わせてユーザーのみが得られる特別な音響体験を提供します。©乃村工藝社

アンケート結果

[参加者の方のお声]
・没入感がとても新鮮でした。これからの美術館博物館鑑賞の際にぜひまた体験したいです。普及を期待しています。
・美術館に行っても、作品をどう見て良いのかわからない私にとっては、作品や作者のことを知ると同時にストーリーを楽しめるので、またぜひ利用したいと思っています。
・視覚障害者のガイドをしています。美術館や博物館、展覧会に興味のある視覚障害者もいます。是非、普及して欲しいです。

2. 360
度全周囲を撮影・伝送可能なシステム「JackIn Head」を活用した遠隔鑑賞実験

360度全周囲を撮影・伝送し、参加者同士でリアルタイムなコミュニケーションが取れる「JackIn Head」を活用して、三菱一号館美術館で開催した展覧会「ヴァロットンー黒と白」を、京都から遠隔鑑賞する実証実験を行いました。「JackIn Head」を通じた自由な視点の選択、双方向のコミュニケーションにより、美術館へお越しいただくのが困難な方にも展覧会をお楽しみいただく可能性を検証しました。美術館の通例では難しい「大きな声で会話しながらの鑑賞」も、この「JackIn Head」は可能にしてくれます。

また、他の映像メディアとは異なり、展示室の空間や雰囲気を把握しやすい点や、それにより双方向のコミュニケーションが活性化される点から、 「JackIn Head」は 鑑賞者の“能動的な鑑賞を引き出す”といった新たな実験結果も見えてきました。

<実施概要>
実施期間    :2022年12月19日
参加者     :芸術大学生15名
プロジェクト体制:
〇企画制作 JackIn Head チーム(株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所)
〇コンテンツキュレーション 三菱一号館美術館

JackIn Headとは?
ソニーコンピュータサイエンス研究所の副所長の暦本純一が提唱したコンセプト「JackIn」は、人間が他の人間や環境に没入し、その状況や体験を共有したり共同作業を行ったりする際のインタラクションの枠組みです。「JackIn Head」は、360度全周囲を撮影・伝送し、参加者同士でリアルタイムなコミュニケーションが取れる「体験伝送システム」。自由な視点の選択自由なコミュニケーションにより、遠隔地からでも現場に行ったかのような主体的なイベント参加が可能となります。

現地にいる配信者であるBody Userが装着する360度ウェラブルカメラが映す映像を、配信を体験するGhost UserがPCやスマートフォンなどのマルチデバイスを介して見ることでできます。

JackIn詳細 https://www.sonycsl.co.jp/project/2350/

<JackIn Head概念図>

©ソニーコンピュータサイエンス研究所

遠隔鑑賞実証実験の様子

上、中央)美術館側 下)京都側

[参加者の方のお声]
・動画は一方的なものが多いし分からない部分は自分なりに調べていかないといけないが、本日のようなギャラリーツアーでは質問することができ、疑問点を無くすことが出来ました。
・オンラインなので後ろの人が作品を見えているかどうかを気にする必要がなく、作品を近くで見ながら話を聞くことが出来ました。
・遠方で行きにくい美術館でも、しっかり作品や雰囲気を感じることが出来ました。
・遠隔で美術館を巡れるという経験ができることは鑑賞の幅が広がり、これからの鑑賞体験の広がりを感じられてよいと思いました。
・動画のように一方的でなく、見たい方向を見れる、一緒に見ている人がいるなどは面白かったです。
・自分が美術館に行き、個別で話を聞きながら鑑賞しているという感覚になり、想像以上に満足出来ました。

2023年2月1日

「芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル」関連企画が続々!「新しい私 書店」とのコラボ実施!~架空の本屋さんがリアル書店に登場、オリジナルしおりも配布~

三菱一号館美術館にて開催する「芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル」(会期:2023年2月25日~4月9日※以下「芳幾・芳年」展)と当館が運営する架空の本屋さん「新しい私 書店」 (https://mimt.jp/book/)がコラボ企画を実施します。 2月1日~2月28日まで、協力書店(紀伊國屋書店 大手町ビル店/丸善 丸の内本店)にて、展覧会にちなんだ書籍を紹介するフェアを実施いたします。各書店のセレクトをお楽しみください。
また、当館は本展覧会を最後に、2023年4月10日から2024年秋頃まで、設備入替および建物メンテナンスのため長期休館いたします。
■「芳幾・芳年」展 関連書籍を集めたリアル「新しい私 書店」登場!

<紀伊國屋書店 大手町ビル店:芳幾・芳年展コラボフェア>

最後の浮世絵師といわれた落合芳幾と月岡芳年。二人が生きた幕末から明治にかけての時代を描いた小説や画集を中心に集めました。

<丸善 丸の内本店 激動の時代と最後の浮世絵師たち>

歌川国芳の弟子として、また良きライバルとして人気を二分した落合芳幾と月岡芳年。江戸後期に浮世絵師として華々しく活躍した、国芳一門の武者絵、錦絵などの作品から、江戸から明治へと時代の過渡期に翻弄された、浮世絵師たちの生き様が感じられるフェアとなっております。三菱一号館美術館「芳幾・芳年」展とコラボレーションしている『警視庁草紙』モーニングKCとあわせてお楽しみください。

■オリジナルしおりが登場!
「芳幾・芳年」展の応援キャラクターである「くにャよし」と、錦絵風の三菱一号館美術館をデザインしたしおりを作成しました。2月1日から紀伊國屋書店 大手町ビル店と、丸善 丸の内本店にて配布いたします。(無くなり次第終了。)

 

■紀伊國屋書店限定!2月21日発売予定 『警視庁草紙』7巻に「特典ペーパー」プレゼント
『警視庁草子』7巻表紙紀伊國屋書店 大手町ビル店と、全国紀伊國屋書店の一部対象店で配布いたします。※絵柄は1種類です。


<「新しい私 書店」協力書店情報>
◆紀伊國屋書店 大手町ビル店
所在地:東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル1階
電話:03-3201-5084
WEB:https://store.kinokuniya.co.jp/store/otemachi-building-store/

◆丸善 丸の内本店
所在地:東京都千代田区丸の内1-6-4 丸の内オアゾ1階~4階
電話:03-5288-8881
WEB:https://honto.jp/store/detail_1572000_14HB310.html


芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル

■会期:2023年2月25日(土)〜4月9日(日)
■WEB: https://mimt.jp/ex/yoshiyoshi/
■概要:本展では、江戸から明治に至る激動の時代を生きた落合芳幾(1833-1904)と月岡芳年(1839-1892)の画業を紹介します。幕末を代表する浮世絵師、歌川国芳(1797-1861)の兄弟弟子として良きライバルだった二人。それぞれの活躍を紹介すると共に、最後の浮世絵師と呼ばれる世代である彼らが、いかに浮世絵の生き残りを図ったのかを探ります。


警視庁草紙―風太郎明治劇場―

山田風太郎代表作を漫画化!
江戸と東京がまだ共存していた明治最初期。西郷が西南戦争をおこさんとするその前夜の帝都を舞台に、産声をあげたばかりの「警視庁」ポリス達と、元同心の虚々実々の駆け引きを描く。
■WEB:https://morning.kodansha.co.jp/c/keishichozoushi.html

山田風太郎 (原作)やまだ・ふうたろう
1922年(大正11年)兵庫県生まれ。東京医科大学在学中の’47年、探偵小説誌「宝石」の第1回懸賞募集に「達磨峠の事件」が入選。’49年に「眼中の悪魔」「虚構淫楽」の2編で日本探偵作家クラブ賞短編賞を受賞。’58年から始めた「忍法帖」シリーズでは『甲賀忍法帖』『魔界転生』などの作品があり爆発的ブームに。2001年7月28日、79歳で逝去。

 東直輝 (漫画)あずま・なおき
愛知県出身。1998年、第55回手塚賞佳作受賞作の『CHILDRAGON』でデビュー。代表作に『爆音伝説カブラギ』(全19巻)『不死身の特攻兵』(全10巻/共に講談社)など。

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