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三菱一号館美術館 館長交代のお知らせ

三菱一号館美術館は、このたび2020年9月1日付で館長を交代しますのでお知らせ致します。

現館長の高橋明也は退任し、新館長には木村惠司が就任致します。

三菱一号館美術館は「都市生活の中心としての美術館」をミッションに掲げ、東京・丸の内のまちづくりにおけるビジネス街の文化施設として、三菱地所株式会社が2010年に設立し、直営事業として運営しています。

高橋明也は、国立西洋美術館学芸課長を経て、2006年に当館設立準備のため着任。復元された英国建築家ジョサイア・コンドル設計の明治期赤レンガ建築を背景に、「近代都市の成立と近代美術」という当館の展覧会コンセプトを確立。2010年の開館記念「マネとモダン・パリ展」以来10年にわたり、大規模美術館とは異なる当館独自の視点から、計32回の展覧会を実現してきました。

また、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック、オディロン・ルドン、フェリックス・ヴァロットンといった、三菱一号館創建と同時代である19世紀末の西洋美術・工芸のコレクションも充実させました。

新たに館長に就任する木村惠司は、現在、三菱地所株式会社の特別顧問であり、2005年から6年間社長に就任、続く6年間会長を務めました。社長在任中、2002年の丸ビル竣工に始まる「丸の内再構築」を推進し、東京都心のグローバルな競争力を高めるとともに、日本経済を牽引するオフィス街・丸の内の原点である「三菱一号館復元」を実現。世界の主要都市を俯瞰し、躍動するビジネスセンターの中心で常に優れた文化芸術に触れることの重要性に着目し、三菱一号館美術館の誕生へと道を拓きました。

尚、当館は本年開館10周年を迎えましたが、施設・設備機器の機能更新のため、2023年4月より大規模修繕工事のため休館に入り、2024年度中のリニューアルオープンを目指すことと致しますので、引き続き皆様のご愛顧を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

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