三菱一号館 歴史資料室 | 新しい私に出会う、三菱一号館美術館

三菱一号館美術館

三菱一号館 歴史資料室

企画展アーカイブ

丸の内・近代ビジネスマンのくらし展終了しました

1894(明治27)年に三菱一号館が竣工して以降、丸の内はビジネス街へと徐々にその姿を整えていきます。かつての丸の内はビジネス一辺倒ではなく、高浜虚子ら作家や中央公論等出版社など文化活動に携わる様々な職業の人たちも多く勤めており、丸の内を舞台とした作品も数多く誕生しました。また丸の内で働く人たち自身が積極的にかかわる文化活動も盛んに行われていました。本展では、1894年から第二次世界大戦前夜の1937年に時代を設定し、その当時丸の内で働いていたビジネスマンの「暮らし」と「風俗」、「ビジネス文化」に焦点を当てて紹介しました。

会期 2012年11月6日(火)~ 2013年5月26日(日)
主催 三菱地所(株)
監修・執筆 天野隆子(時代考証家)
岡本哲志(博士(工学)、都市形成史家)

赤煉瓦建築と地域づくり展 〜地域の「光」であった赤煉瓦を次代に繋げる〜終了しました

明治の近代化の初期を支えた建造物の多くは煉瓦を用い、現在も多くは独特の情緒やノスタルジーを持つ地域の資産として様々な保存や活用の取り組みが見られます。20世紀初頭の丸の内は「一丁倫敦」と称される赤煉瓦の街並みを現出し、それに先行するのが銀座煉瓦街でした。また、全国で、交通、産業、生活の基盤づくりに赤煉瓦が用いられました。現在も残る赤煉瓦の建造物は、まちづくりや観光の資源としての役割を負い、その歴史的価値を踏まえた保存活用の動きが生まれています。本展では、東京駅舎復元のこの時期、改めて赤煉瓦建造物の歴史と現在を紹介しました。

会期 2012年6月23日(土)~11月4日(日)
※9月7日臨時休館
主催 三菱地所(株)
監修・執筆 岡本哲志(博士(工学)、都市形成史家)
赤煉瓦ネットワーク
協力 舞鶴市立赤れんが博物館

ジョサイア・コンドルが愛した日本展終了しました

三菱一号館を設計した建築家ジョサイア・コンドル(1852~1920)は、1877(明治10)年にお雇い外国人として来日以降、日本画家河鍋暁斎(1831~1889)に弟子入りするなど、日本画、舞踊、庭園、生け花等さまざまな日本文化に傾倒、その理解に努め、また海外に広めた人としても評価されています。本展は、三菱一号館美術館での「KATAGAMIStyle―世界が恋した日本のデザイン」展開催に合わせ、コンドルがどのように日本文化に触れ、また見ていたかを、コンドルの足跡と建築作品をたどりながら、近代化してゆく日本に彼が残した文化的功績と共に紹介しました。

会期 2012年4月6日(金)~6月20日(水)
※6月3日臨時休館
主催
後援
三菱地所(株)
公益財団法人東京都公園協会
監修 岡本哲志(博士(工学)、都市形成史家)

都市文化の成立と帝国劇場展終了しました

画:林唯一(『風俗雑誌』1930年創刊号の挿絵)
  『太陽』1978年8月号 平凡社より
背景:和田英作《帝国劇場二階食堂壁画》のうち、
   左から「六月 明治の梅雨晴」「三月 文化文政の雛祭」
   「一月 明治の歌かるた」(写真提供:鹿児島市立美術館)

今から百年前の1911(明治44)年3月1日、帝国劇場は1700の椅子席を有する近代的な劇場としてその歴史を刻み始めました。その頃の丸の内は「一丁倫敦(ロンドン)」と称される赤煉瓦建物の町並みを整えてビジネスセンターとして飛躍の時代を迎えようとしていました。日本橋では1914(大正3)年に三越百貨店が完成し、「今日は帝劇、明日は三越」の流行語が生まれる時代です。本展は、三菱一号館美術館での「トゥールーズ=ロートレック」展開催に合わせ、こうした近代東京の都市文化が花開いていく時代を、帝国劇場を軸に紹介致しました。

会期 2011年10月13日(水)~2012年1月13日(金)
休館日
主催
2012年1月1日
三菱地所(株)
監修 岡本哲志(博士(工学)、都市形成史家)
企画協力 中野正昭
協力 早稲田大学坪内博士記念演劇博物館

丸の内をつくったタウンアーキテクト展終了しました

今から120年前の1891年9月、三菱社はジョサイア・コンドルの顧問就任と曾禰達蔵の入社のこの時期に「丸ノ内建築所」(現在の㈱三菱地所設計に繋がる)を神田淡路町から丸の内に移転し、三菱一号館に始まる本格的なまちづくりを開始します。また、この丸ノ内建築所から多くの近代建築家が巣立っていきました。本展は、東京国際フォーラムでの「UIA2011東京大会第24回世界建築会議」の開催に併せて、丸の内のまちづくりを担った先人達を紹介し、現在に至る日本の建築界に果たした役割の一端を伝えるものでした。

会期 2011年9月21日(水)~10月10日(月・祝)
主催 三菱地所(株)、(株)三菱地所設計

関東大震災から学ぶ
震災と復興 〜丸の内・防災都市の歩み〜終了しました

かつて東京が近代の相貌を見せていた1923年9月1日、関東大震災が起こりました。東京は壊滅的な打撃を受け、これを契機に帝都復興計画を始めとする防災都市への様々な取り組みがおこなわれ、そこから生活を再建していきました。本展示では関東大震災当日、人々がどのように過ごし、行動し、その後どのように復興に向けて歩んで行ったかを、さまざまな写真や資料、丸ビルにオフィスを構えていた高浜虚子による震災直後の丸の内の様子を描いたエッセイ等から辿ります、また震災を踏まえた丸の内における防災訓練や防災体制づくりについて紹介しました。地震国日本に住むわれわれが、将来いつ来るかわからない危機に対してこれからどのような心構えで臨むべきか、先人たちのあゆみからヒントを得るきっかけとなるよう企画されました。

会期 2011年6月14日(火)~9月19日(月・祝)
主催 三菱地所(株)
監修・執筆 岡本 哲志

「マリー・アントワネットの画家 ヴィジェ・ルブラン」展連動企画
丸の内・職業婦人の誕生展終了しました

竹久夢二美術館所蔵

ヴィジェ・ルブランはマリー=アントワネットのお抱え画家として活躍した、18世紀フランスにおけるまさに職業婦人でした。この三菱一号館が位置する丸の内は、近代化する日本における職業婦人誕生の地とも言えます。明治40年代、皇居前の馬場先通りを中心として煉瓦造りの建物が立ち並び、丸の内に日本初の洋風事務所によるビジネス街が形成されます。当時丸の内で働くことは女性たちの憧れでもありました。本展は、三菱一号館美術館での「マリー=アントワネットの画家 ヴィジェ・ルブラン 華麗なる宮廷を描いた女性画家たち」展開催に合わせ、大正から昭和初期にかけて、当時の職業婦人たちがどのような仕事につき、どれくらいのお給料をもらい、どのような生活と娯楽を楽しんでいたのかを貴重な写真、資料等とともに紹介しました。

会期 2011年3月1日(火)~5月8日(日)
※震災の影響により途中3月12日(土)より3月24日(木)まで休館
主催 三菱地所(株)
監修 天野隆子

ジョサイア・コンドル没後90年記念
ジョサイア・コンドルの岩崎邸建築展終了しました

深川 岩崎彌之助邸西洋館

日本近代建築の父と呼ばれ、鹿鳴館のほか、三菱一号館を設計したことでも知られるジョサイア・コンドル。本年はコンドルが1920(大正9)年に東京で他界してから90年という節目にも当たります。コンドルが携った建物の中でも、今回は特に岩崎家の邸宅に関する作品をとりあげ、彼にとって終生最大のパトロンとなった岩崎彌之助・久彌・小彌太のために設計と施工監督にあたった西洋館の数々を、竣工当初の貴重な写真、資料等とともに紹介しました。

会期 2010年11月23日(火・祝)~
2011年2月6日(日) ※元旦は休館
主催 三菱地所(株)
後援 公益財団法人東京都公園協会
協力 茅町コンドル会
監修/写真・
図版提供
原 徳三

「岩崎久彌が愛した小岩井農場」展終了しました

1891(明治24)年、岩手山南麓の不毛の原野を開墾し農牧の地に変えようとの構想を持った小野義眞、岩崎彌之助、井上勝。 三人の姓の頭文字を冠した「小岩井農場」。三菱三代社長岩崎久彌に受け継がれた小岩井農場の歩んだ歴史とともに、その先進的な経営理念をだどりながら、環境や地域コミュニティのあり方など現代にも通じる問題にいかに取り組んできたかを紹介しました。

会期 2010年8月24日(火)~11月3日(水・祝)
主催 三菱地所(株)
協力 小岩井農牧

三菱一号館 歴史資料室

企画展アーカイブ

終了しました丸の内・近代ビジネスマンのくらし展

1894(明治27)年に三菱一号館が竣工して以降、丸の内はビジネス街へと徐々にその姿を整えていきます。かつての丸の内はビジネス一辺倒ではなく、高浜虚子ら作家や中央公論等出版社など文化活動に携わる様々な職業の人たちも多く勤めており、丸の内を舞台とした作品も数多く誕生しました。また丸の内で働く人たち自身が積極的にかかわる文化活動も盛んに行われていました。本展では、1894年から第二次世界大戦前夜の1937年に時代を設定し、その当時丸の内で働いていたビジネスマンの「暮らし」と「風俗」、「ビジネス文化」に焦点を当てて紹介しました。

会期
2012年11月6日(火)~ 2013年5月26日(日)
主催
三菱地所(株)
監修・執筆
天野隆子(時代考証家)
岡本哲志(博士(工学)、都市形成史家)

終了しました赤煉瓦建築と地域づくり展 〜地域の「光」であった赤煉瓦を次代に繋げる〜

明治の近代化の初期を支えた建造物の多くは煉瓦を用い、現在も多くは独特の情緒やノスタルジーを持つ地域の資産として様々な保存や活用の取り組みが見られます。20世紀初頭の丸の内は「一丁倫敦」と称される赤煉瓦の街並みを現出し、それに先行するのが銀座煉瓦街でした。また、全国で、交通、産業、生活の基盤づくりに赤煉瓦が用いられました。現在も残る赤煉瓦の建造物は、まちづくりや観光の資源としての役割を負い、その歴史的価値を踏まえた保存活用の動きが生まれています。本展では、東京駅舎復元のこの時期、改めて赤煉瓦建造物の歴史と現在を紹介しました。

会期
2012年6月23日(土)~11月4日(日)
※9月7日臨時休館
主催
三菱地所(株)
監修・執筆
岡本哲志(博士(工学)、都市形成史家)
赤煉瓦ネットワーク
協力
舞鶴市立赤れんが博物館

終了しましたジョサイア・コンドルが愛した日本展

三菱一号館を設計した建築家ジョサイア・コンドル(1852~1920)は、1877(明治10)年にお雇い外国人として来日以降、日本画家河鍋暁斎(1831~1889)に弟子入りするなど、日本画、舞踊、庭園、生け花等さまざまな日本文化に傾倒、その理解に努め、また海外に広めた人としても評価されています。本展は、三菱一号館美術館での「KATAGAMIStyle―世界が恋した日本のデザイン」展開催に合わせ、コンドルがどのように日本文化に触れ、また見ていたかを、コンドルの足跡と建築作品をたどりながら、近代化してゆく日本に彼が残した文化的功績と共に紹介しました。

会期
2012年4月6日(金)~6月20日(水)
※6月3日臨時休館
主催
後援
三菱地所(株)
公益財団法人東京都公園協会
監修
岡本哲志(博士(工学)、都市形成史家)

終了しました都市文化の成立と帝国劇場展

画:林唯一(『風俗雑誌』1930年創刊号の挿絵)
  『太陽』1978年8月号 平凡社より
背景:和田英作《帝国劇場二階食堂壁画》のうち、
   左から「六月 明治の梅雨晴」「三月 文化文政の雛祭」
   「一月 明治の歌かるた」(写真提供:鹿児島市立美術館)

今から百年前の1911(明治44)年3月1日、帝国劇場は1700の椅子席を有する近代的な劇場としてその歴史を刻み始めました。その頃の丸の内は「一丁倫敦(ロンドン)」と称される赤煉瓦建物の町並みを整えてビジネスセンターとして飛躍の時代を迎えようとしていました。日本橋では1914(大正3)年に三越百貨店が完成し、「今日は帝劇、明日は三越」の流行語が生まれる時代です。本展は、三菱一号館美術館での「トゥールーズ=ロートレック」展開催に合わせ、こうした近代東京の都市文化が花開いていく時代を、帝国劇場を軸に紹介致しました。

会期
2011年10月13日(水)~2012年1月13日(金)
休館日
2012年1月1日
主催
三菱地所(株)
監修
岡本哲志(博士(工学)、都市形成史家)
企画協力
中野正昭
協力
早稲田大学坪内博士記念演劇博物館

終了しました丸の内をつくったタウンアーキテクト展

今から120年前の1891年9月、三菱社はジョサイア・コンドルの顧問就任と曾禰達蔵の入社のこの時期に「丸ノ内建築所」(現在の㈱三菱地所設計に繋がる)を神田淡路町から丸の内に移転し、三菱一号館に始まる本格的なまちづくりを開始します。また、この丸ノ内建築所から多くの近代建築家が巣立っていきました。本展は、東京国際フォーラムでの「UIA2011東京大会第24回世界建築会議」の開催に併せて、丸の内のまちづくりを担った先人達を紹介し、現在に至る日本の建築界に果たした役割の一端を伝えるものでした。

会期
2011年9月21日(水)~10月10日(月・祝)
主催
三菱地所(株)、(株)三菱地所設計

終了しました関東大震災から学ぶ
震災と復興 〜丸の内・防災都市の歩み〜

かつて東京が近代の相貌を見せていた1923年9月1日、関東大震災が起こりました。東京は壊滅的な打撃を受け、これを契機に帝都復興計画を始めとする防災都市への様々な取り組みがおこなわれ、そこから生活を再建していきました。本展示では関東大震災当日、人々がどのように過ごし、行動し、その後どのように復興に向けて歩んで行ったかを、さまざまな写真や資料、丸ビルにオフィスを構えていた高浜虚子による震災直後の丸の内の様子を描いたエッセイ等から辿ります、また震災を踏まえた丸の内における防災訓練や防災体制づくりについて紹介しました。地震国日本に住むわれわれが、将来いつ来るかわからない危機に対してこれからどのような心構えで臨むべきか、先人たちのあゆみからヒントを得るきっかけとなるよう企画されました。

会期
2011年6月14日(火)~9月19日(月・祝)
主催
三菱地所(株)
監修・執筆
岡本 哲志

終了しました「マリー・アントワネットの画家
ヴィジェ・ルブラン」展連動企画

丸の内・職業婦人の誕生展

竹久夢二美術館所蔵

ヴィジェ・ルブランはマリー=アントワネットのお抱え画家として活躍した、18世紀フランスにおけるまさに職業婦人でした。この三菱一号館が位置する丸の内は、近代化する日本における職業婦人誕生の地とも言えます。明治40年代、皇居前の馬場先通りを中心として煉瓦造りの建物が立ち並び、丸の内に日本初の洋風事務所によるビジネス街が形成されます。当時丸の内で働くことは女性たちの憧れでもありました。大正0昭和初期にかけて、当時の職業婦人たちがどのような仕事につき、どれくらいのお給料をもらい、どのような生活と娯楽を楽しんでいたのかを貴重な写真、資料等とともにご紹介します。

会期
2011年3月1日(火)~5月8日(日)
※震災の影響により途中3月12日(土)より3月24日(木)まで休館
主催
三菱地所(株)
監修
天野隆子

終了しましたジョサイア・コンドル没後90年記念
ジョサイア・コンドルの岩崎邸建築展

日本近代建築の父と呼ばれ、鹿鳴館のほか、三菱一号館を設計したことでも知られるジョサイア・コンドル。本年はコンドルが1920(大正9)年に東京で他界してから90年という節目にも当たります。コンドルが携った建物の中でも、今回は特に岩崎家の邸宅に関する作品をとりあげ、彼にとって終生最大のパトロンとなった岩崎彌之助・久彌・小彌太のために設計と施工監督にあたった西洋館の数々を、竣工当初の貴重な写真、資料等とともに紹介しました。

会期
2010年11月23日(火・祝)~
2011年2月6日(日) ※元旦は休館
主催
三菱地所(株)
後援
公益財団法人東京都公園協会
協力
茅町コンドル会
監修/写真・図版提供
原 徳三

終了しました「岩崎久彌が愛した小岩井農場」展

1891(明治24)年、岩手山南麓の不毛の原野を開墾し農牧の地に変えようとの構想を持った小野義眞、岩崎彌之助、井上勝。 三人の姓の頭文字を冠した「小岩井農場」。三菱三代社長岩崎久彌に受け継がれた小岩井農場の歩んだ歴史とともに、その先進的な経営理念をだどりながら、環境や地域コミュニティのあり方など現代にも通じる問題にいかに取り組んできたかを紹介しました。

会期
2010年8月24日(火)~11月3日(水・祝)
主催
三菱地所(株)
協力
小岩井農牧