展示概要
三菱一号館の復元の経緯や丸の内の歴史を伝えるコーナーです。旧三菱一号館の当時の事務所空間を再現しました。内装は漆喰壁や木の格天井などで、明治期の執務室の雰囲気を味わってください。
オフィス家具の再現
三菱一号館を設計したジョサイア・コンドルは、近代建築の設計者のみならず、その建物内で使用した洋家具を作る職人も育てていました。
東京都港区芝地域(現在の新橋駅付近)で盛んに生産された家具「芝家具」の職人のサポートもしていました。この再現家具は当時の資料を基に芝家具の系譜を継ぐ職人の方に作製していただきました。
ドールハウス
旧三菱一号館を再現した1/40サイズの模型です。この模型は旧三菱一号館が竣工した1894(明治27)年当時を細密に再現したものです。断面部分では建物の基本構造(建築断面)を見ることが出来ます。また、銀行の営業室部分は当時の資料を基に銀行で働く人と訪れた人の様子も分かるようなっています。開口部分から2階の回廊の方をのぞいていただくと、当時銀行の営業室の壁に掛けてあったという岩崎彌太郎ゆかりの「おかめの面」を見ることができます。
映像1「丸の内の都市空間の軌跡」
(上映時間約3分30秒)
スイッチを押すと丸の内の歴史が江戸慶長期から現在まで時間を追ってみることが出来ます。特に1894(明治27)年の三菱一号館竣工から丸の内の開発が進んでいく様子はどのようにまちづくりが進んでいったかを一気に見ることが出来ます。
映像2「三菱一号館復元工事の記録」
煉瓦、石材、鋳物、屋根の小屋組み等復元のプロセスをそれぞれ選択して映像で見ることが出来ます。
明治のビジネススタイルの再現
銀座の老舗の方々に明治のビジネススタイル(スーツ、シャツ、帽子、鞄、靴)を再現していただきました。
その他の展示物
「三菱一号館の当初図」(実物大のラミネート加工した図面を開いてご覧ください)
「旧銀行営業室写真」「旧丸の内都市図」
「現在の丸の内都市図」(パネル展示)
開館時間
開館時間:10:00~18:00
休館日:毎週月曜(但し、展覧会期中の祝日、会期最終週は開館)、年末年始、臨時休業あり
アクセス
三菱一号館美術館1F
入館料
無料
1F
- 小展示室
- Store 1894
- チケット窓口
- Café 1894
- Espace 1894
- 三菱一号館歴史資料室
- 三菱センターデジタルギャラリー