上野リチ ウィーンからきたデザイン・ファンタジー展

三菱一号館美術館 2022年2月18日(金)〜5月15日(日)三菱一号館美術館 2022年2月18日(金)〜5月15日(日)

ウィーン生まれのカワイイです。

FELICE "LIZZI" RIX-UENO DESIGN FANTASY ORIGINATING IN VIENNA

三菱一号館美術館公式サイト

19世紀末ウィーン生まれ、海を渡った女性デザイナー

上野リチ
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Lizzie Ueno-Rix

プリント服地:野菜
《プリント服地:野菜》1955年頃[1987年再製作] 京都国立近代美術館

フェリーツェ・リックス(後の上野リチ・リックス|1893-1967)
は、ウィーン工芸学校においてウィーン工房のヨーゼフ・ホフマンらに師事、才能を開花させます。卒業後は同工房に入り、テキスタイルデザインなどを手がけました。彼女のデザインの特徴は、自由な線と生命感あふれる色彩です。鳥や魚、花や樹木といった身近な自然を組み合わせたデザインは人気を博しました。

リチは京都出身の建築家・上野伊三郎と出会って結婚、二つの都市を往復しながら、ウィーン工房所属デザイナーとして活動を続けます。1930年の工房退職後も、テキスタイルだけでなく、身の回りの小物類など、さまざまなデザインに携わりました。個人住宅や店舗などのインテリアデザインに加え、第二次世界大戦後には教育者として後進の指導にもあたっています。

本展は上野リチのデザイン世界の全貌を展観する世界初の回顧展です。リチの大規模コレクションを所蔵するウィーン、ニューヨーク、そして京都から作品が集結します。

上野リチ略年譜

3つのポイント

  1. 119世紀末ウィーン生まれ、
    海を渡った女性デザイナー
  2. 2リチが生み出した
    20世紀の新しいデザイン
  3. 3ウィーン、京都、
    ニューヨークから集結。
    世界初の大規模回顧展

展示構成

上野リチと「ファンタジー」

「ファンタジー」という言葉を聞くと、日本語ではおとぎ話や空想の世界を想起しますが、本展では異なった意味で使用しています。リチは、デザインには「ファンタジー」が大切、と語っていたといわれます。学生には制作の際、真似をしないようにと繰り返し伝えていました。他人の影響の見える作品は、本人の前で裏返してしまうなど、強い拒否感を示すこともあったようです。
ドイツ語の「ファンタジー(Phantasie)」は、日本語とは異なり「想像力」といった意味もあります。この言葉は古代ギリシャ語由来で、「想像力」、「出現」などを表し、少し時代を下ると、「先を見通す」、「光をあてる」といった意味もありました。リチのいう「ファンタジー」には、他の影響を受けず、想像力を発揮して独自性を獲得したもの、といった、独特の含意があったと考えられます。

ウィーン工房壁紙:そらまめ
《ウィーン工房壁紙:そらまめ》1928年 京都国立近代美術館
《ウィーン工房テキスタイル・デザイン:
紫カーネーション》1955年頃[1987年再製作] 京都国立近代美術館

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TOP : 《プリント服地デザイン:ボンボン(2)》(部分)
1925-35年頃 京都国立近代美術館
** 撮影者不詳 「ポートレート : 上野リチ・リックス」 (部分)
1930年代 京都国立近代美術館
作品はすべて上野リチ・リックス

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