芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル

浮世絵をこえろ

2023年2月25日(土) — 4月9日(日)

三菱一号館美術館

YOSHITOSHIYOSHIIKU

しばしのお別れ!三菱一号館美術館が長期休館に!

旧三菱一号館は、英国人建築家ジョサイア・コンドルによって設計され、1894年に丸の内初のオフィスビルとして誕生しました。その後、この建物は老朽化のため1968年に解体されましたが、40年あまりの時を経て2009年に復元、翌年、三菱一号館美術館として生まれ変わりました。開館記念展の「マネとモダン・パリ」から13年、数多くの企画展を開催してきた三菱一号館美術館。40展目となる「芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル」を最後に設備入替および建物メンテナンスのため休館し、2024年秋頃の再開館を目指します。皆々様、長期休館前最後の展覧会をお見逃しなく!

長期休館前 最終日4月9日(日)

2023年4月6日(日)は開館13周年記念イベントを実施!21時まで特別開館!2023年4月6日(日)は開館13周年記念イベントを実施!21時まで特別開館!

  • 美術館ニュース News

  • イベント Event

講談社「モーニング」で連載中の、『警視庁草紙 ― 風太郎明治劇場 ―』山田風太郎(原作)、東直輝(漫画)とのコラボレーション決定!『警視庁草紙』のサイトはこちら講談社「モーニング」で連載中の、『警視庁草紙 ― 風太郎明治劇場 ―』山田風太郎(原作)、東直輝(漫画)とのコラボレーション決定!『警視庁草紙』のサイトはこちら

文明開化の時代―浮世絵の危機!

落合芳幾と月岡芳年は、江戸後期を代表する浮世絵師、歌川国芳の門下でともに腕を磨き、慶応2-3(1866-67)年には、幕末の風潮を反映した残酷な血みどろ絵を共作しています。良きライバルとして当時は人気を二分した両人ですが、芳幾はその後発起人として関わった「東京日日新聞」(毎日新聞の前身)の新聞錦絵を描くようになります。一方の芳年は、国芳から継承した武者絵を展開し、歴史的主題の浮世絵を開拓しました。人生半ばの30代で明治維新を迎えた二人は、最後の浮世絵師と呼ばれる世代です。浮世絵衰退の時代にあらがうべく、彼らがどのように闘ったのかを、浅井コレクションをはじめとする貴重な個人コレクションを中心に振り返ります。

本展の見どころ

  1. 1

    国芳門下の二大弟子、ライバル対決!国芳門下の二大弟子、ライバル対決!

    芳幾・芳年は師からそれぞれ異なる面を受け継ぎ、発展させています。新聞錦絵のフロンティアであった芳幾は、写生を重視し、世相風刺の画題を得意とした国芳を引き継いだといえるでしょう。一方の芳年は、国芳の武者絵の作風を継承し、歴史画の分野を開拓しました。そのダイナミックな作風は現代のアニメーションを彷彿とさせます。

  2. 2

    貴重な浮世絵コレクションから芳幾・芳年の全貌に迫る。肉筆画にも注目!貴重な浮世絵コレクションから芳幾・芳年の全貌に迫る。肉筆画にも注目!

    大阪で書店を営んだ浅井勇助氏が収集した、幕末明治の浮世絵を網羅する「浅井コレクション」が、本展出品作の大きな部分を占めています。また屈指の芳年収集で知られる「西井コレクション」、国芳研究でも著名な「悳コレクション」から出品される浮世絵作品も貴重なものです。元大阪毎日新聞記者であった新屋茂樹氏による「新屋文庫」から錦絵新聞も出品されます。
  3. 3

    江戸から明治―変革の時代、浮世絵はどう生き残ったか!?江戸から明治―変革の時代、浮世絵はどう生き残ったか!?

    江戸時代に隆盛を誇った浮世絵ですが、近代になると写真や石版画といった新技術、新聞や雑誌といったメディアの導入によってその地位が揺るがされることになります。時代の過渡期にあって新しい技術が古いものを凌駕していく様は、メディアが絶えず更新されていく今日の姿とも重なるのではないでしょうか。このような激動の時代に彼らがいかに浮世絵の生き残りを図ったのかを探ります。
見どころ詳細

BLOG & SNS

三菱一号館美術館公式ブログ・SNS公式アカウント

  • 〈TOP〉1枚目左:芳年《つき百姿 千代能》
    明治22(1889)年 浅井コレクション(部分)
    右:芳幾《太平記英勇伝 堀尾茂助吉晴》
    慶応3(1867)年 浅井コレクション(部分)
    ※展示替えあり
  • 2枚目左:芳年《藤原保昌月下弄笛図》
    明治16(1883)年 北九州市立美術館(部分)
    右:芳幾《英名二十八衆句 鳥井又助》
    慶応3(1867)年 西井コレクション(部分)
  • 3枚目左:芳年《芳年武者旡類 源牛若丸 熊坂長範》
    明治16(1883)年頃 浅井コレクション(部分)
    右:芳幾《東京日々新聞百十一号》
    明治7(1874)年 毎日新聞社新屋文庫(部分)
  • 4枚目左:芳年《芳年武者无類 遠江守北条時政》
    明治16(1883)年 浅井コレクション(部分)
    右:芳幾《与ハなさけ浮名の横ぐし》
    万延元(1860)年 悳コレクション(部分)