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会期残り

ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界-1780年パリに始まるエスプリ

主催者メッセージ主催者メッセージ

アンリ・ロワレットへの3つの質問:ショーメにとっての「他所(よそ)」

最新の展覧会を日本で行う理由とは何でしょうか。

日本は、フランスと長い時間をかけて関係を築き、いまも継続している文化大国だからです。そして三菱一号館美術館は開館当初から、私がそのプログラムの質の高さに敬意を表している場所なのです。

「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界」展ではあらためてどういったことを模索していくのでしょうか。

2世紀以上の歴史の中で、ショーメは歴史的に異なる文脈や、ヨー ロッパ以外の「他所(よそ)」の国へ常に好奇心を抱いてきました。今日のクリエーションを跡づける日本への特別な関心はこの好奇心に端を発しているのです。

ジュエリーを身に着けることは今日、どんな意味があるのでしょうか。

それは昔から変わっておらず、ある想いをあらわし、美的な観点から選択するということであり、親密さと永続性の表現だと思います。

© Getty Images


高橋明也への3つの質問 : ショーメと日本

なぜショーメを選んだのですか?

パリの著名な宝飾店というだけではなく、フランスのカルチャーや美 学の発展を体現するたいへん重要なブランドだからです。

パリのジュエリーが日本文化へもたらしたものとは何でしょうか。

19世紀後半、日本が近代社会へ参入した際に、「豪華な宝飾品を 身に着ける」という西洋の美的な習慣と向き合うことになりました。 ショーメはそれ以来、日本へ影響を与え続けているのです。

反対に、日本文化がパリのジュエリーへもたらしたものは何でしょうか。

西洋の近代絵画へ日本の浮世絵版画がもたらした影響に比べれば、ジュエリーはいまだ分析の途上にあるといえます。しかし技術や扱われている題材などから見れば、日本の工芸品がパリの宝飾品に対してたいへんな影響力をもっていたことは明らかです。