三菱一号館美術館公式ブログ

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2015年11月10日

「聖書の話をもっと知ろう!」作品鑑賞システムのご紹介②

皆様こんにちは。
今回も引き続き、作品鑑賞システム「聖書の話をもっと知ろう!」のご紹介です。
本システムは、3階の資料コーナーとフォトスポットコーナーに併設されており、
大日本印刷株式会社協力のもと、プラド美術館展出品作品の中から聖書の主題が
描かれた17作品の物語をわかりやすく解説しています。
コンテンツ 修正ブログ用

前回に引き続き、コンテンツの解説文章をご紹介してまいります。
(コンテンツの順番と同様に、旧約聖書→新約聖書の順番でご紹介しております)
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6:作品リスト及び図録NO.7
《東方三博士の礼拝》(中央)、《12部族の使者を迎えるダビデ王》(左)、《ソロモン王の前のシバの女王》(右) 偽ブレス(ブレシウス) 1515年頃
救世主の誕生を星の教えで知った東方の三人の博士たちは、高価な贈り物をもってベツレヘムを訪れ、聖母に抱かれたイエスを礼拝しました。博士たちは、しばしば異なる人種と年代で描かますが、これは様々な民族の様々な世代の人々がイエスを信仰することを象徴するためです。この祭壇画の両翼には、旧約聖書に記されたイスラエル王国のダビデ王と、その息子のソロモン王が描かれています。二人は、イエスの父ヨセフの祖先にあたります。
東方のサン博士 ブログ原稿

7:作品リスト及び図録NO.13
《エジプトへの逃避》 エル・グレコ(本名ドメニコス・テオトコプロス)1570年頃
ユダヤ王であるヘロデ大王は、東方三博士から未来のユダヤ王となる救世主が誕生したと聞き恐れていました。三博士は、大王にイエスのことを報告せずに帰国しましたが、怒った大王は、ベツレヘム一帯の2歳以下の男児を皆殺しにするよう命じます。しかし、天使のお告げを受けたヨセフは、マリアと幼子を連れてエジプトに逃れ、虐殺を免れました。この絵では、二人をロバに乗せて急ぐヨセフが、頼りになる父として描かれています。

8:作品リスト及び図録NO.9
《洗礼者聖ヨハネと子羊》 アンドレア・デル・サルト 1510年頃
ヘロデ大王の没後、エジプトから戻ったイエスら家族はナザレに住みます。その後の生活はあまり知られていませんが、青年になったイエスは、ヨルダン川で浄めの儀式の洗礼を受けました。洗礼を施したのは、母のいとこのエリザベトと祭司ザカリアの息子ヨハネです。この絵の洗礼者聖ヨハネは幼き姿で、子羊は人類の罪をあがなうために犠牲となるイエスを象徴しています。洗礼を受けたイエスは、40日にわたり砂漠にこもります。

9:作品リスト及び図録NO.19
《聖ペテロの涙》 ドメニキーノ? 1640年頃
砂漠で悪魔の誘惑を退けたイエスは、人々に教えを説くようになります。数々の奇蹟を行ない、弟子も得ますが、ユダヤ教の祭司に危険視され、ついには「ユダヤの王」を名乗ったという罪で逮捕されます。十二使徒の一人ペテロは、仲間と思われることを恐れ、イエスのことを「知らない」と否認してしまいます。「鶏が3度鳴く前に私のことを否認するだろう」とイエスに預言されていたペテロは鶏の声で我に返り、後悔の涙にかられるのでした。
聖ペテロの涙 ブログ用 鑑賞システムで拡大すると、涙までしっかりとご覧いただけます!

10:作品リスト及び図録NO.11
《十字架を担うキリスト》 ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 1565年頃
エルサレムで逮捕されたイエスは、ユダヤの大祭司やローマ総督の訊問を受け、死刑を宣告されます。恩赦の可能性もありましたが、群衆の要望で死刑が確定しました。イエスは、ローマの兵によってムチ打たれ、嘲笑され、茨の冠をかぶせられ、十字架を背負って刑場のあるゴルゴタの丘へと歩かされます。重い十字架に苦しむイエスを見て、女たちのなかには涙する者もあり、男では唯一、キレネのシモンという人物が手を貸してくれました。

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本コンテンツでは、展示作品を拡大し、細部までご覧いただくことが可能です!
表示された作品に触れると、拡大された絵画とその解説が表示されますので、
ぜひ実際にご来館いただき、作品の細部までお楽しみください!
利用状況 修正20151023

※7、8、10の作品画像は会場でご覧ください。

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