展覧会入場者数ベスト5

入場者数上位5位の展覧会をご紹介します


1位:30万4,206人(98日間)
三菱一号館美術館 開館記念展〈I〉
マネとモダン・パリ
2010年4月6日(火)~7月25日(日)

美術館開館を飾ったオルセー美術館との共同企画の展覧会。総来館者数は、30万4,000人を上回り、学術性の高さを備えた国際規模の展覧会であると評価されました。
パリに生まれ、近代美術の扉を開いた画家マネの生涯にわたる作品を紹介しながら、その芸術と近代都市パリの発展の関連性を探るという、重層的なテーマを持つ展覧会です。

全体は油彩画、デッサン、建築図面、彫刻など、計180点余りの作品で構成され、マネの芸術的展開と都市計画によって変貌するパリの様子を絡めつつ、当館の特徴である小部屋ごとの空間を生かす展示を行いました。西洋美術振興財団賞「文化振興賞」を受賞。

展覧会入場者数ベスト5
展覧会入場者数ベスト5
エドゥアール・マネ 《すみれの花束をつけたベルト・モリゾ》
パリ、オルセー美術館蔵
© RMN-Grand Palais (musée d'Orsay) /
Herve Lewandowski / distributed by AMF- DNPartcom
展覧会入場者数ベスト5
撮影:上野則宏


2位:21万5,795人(93日間)
奇跡のクラーク・コレクション
――ルノワールとフランス絵画の傑作
2013年2月9日(土)~5月26日(日)

アメリカの企業家が蒐集した作品を擁するクラーク美術館の所蔵作品展です。
モネ、ルノワールら印象派を中心とした19世紀フランス絵画作品70点余りが、同館開館以来初めて世界巡回。その半数以上が日本初公開作品で、専門家から美術愛好家まで、幅広い層を引き付けました。

展覧会入場者数ベスト5
展覧会入場者数ベスト5
撮影:Tetsuro Moriguchi


3位:18万8,411人(101日間)
プラド美術館展
――スペイン宮廷 美への情熱
2015年10月10日(土)~2016年1月31日(日)

プラド美術館で開催された「小品」をテーマにした展覧会を再構成し、国内の私立美術館では初めて、展覧会が実現しました。
エル・グレコ、ベラスケス、ゴヤらスペインを代表する画家から、日本初公開となるボスの作品、さらに特別に追加されたムリーリョなど、1370年代から19世紀末までの102点を出品。

展覧会入場者数ベスト5


4位:18万2,480人(88日間)
レオナルド×ミケランジェロ展
2017年6月17日(土)~9月24日(日)

トリノ王立図書館とフィレンツェのカーサ・ブオナローティのコレクションから、レオナルド・ダ・ヴィンチとミケランジェロの素描作品を中心に、絵画・彫刻・手稿・書簡など70点を出品。
二人の巨匠を対比的に扱う展覧会は本邦初の試みであり、当館で初めて盛期ルネサンスを取り上げています。ミケランジェロの大型大理石彫刻《十字架を持つキリスト》が日本初上陸したことも、注目を集めました。

展覧会入場者数ベスト5


5位:16万8,854人(107日間)
フィリップス・コレクション展
2018年10月17日(水)~2019年2月11日(月・祝)

当館と開館前から親交を深めてきたワシントンD.C.にある私立美術館フィリップス・コレクションの珠玉の収蔵品から、アングル、コロー、ドラクロワなど19世紀の巨匠からマネ、ドガ、セザンヌ、モネ、ゴーガン、ピカソらの秀作、約75点を展覧。
「全員巨匠!」のコピー通りの内容に、モダンアートを一覧できる機会となり、多くの来館者で賑わいました。

展覧会入場者数ベスト5
フィンセント・ファン・ゴッホ《 アルルの公園の入り口》 フィリップス・コレクション蔵