ストアニュース「From Edo to Marunouchi Vol.2 江戸の粋、注染手拭い」

ストアニュース

2013年7月29日

From Edo to Marunouchi Vol.2 江戸の粋、注染手拭い

創業140年・戸田屋商店さんの注染手拭い。



お洒落な江戸町民にとって、手拭いは欠かせない装飾アイテムのひとつ。
汗を拭いたりする実用性はもちろん、
肩に掛けたりストールのように首に巻いたり…
染め抜かれた柄により、それぞれの「粋」や「気風」を演出していたのです。
注染染め(ちゅうせんぞめ)はその名のとおり、
染料を注ぎ入れて何重にもなった布を一気に染めていきます。
ねじり鉢巻にしたときに表裏なく見える点もおしゃれな江戸の人に好まれました。

ストアではそんな江戸の時代からある柄のみをセレクトしています。
特に文字や絵に隠喩を含ませる歌舞伎の「判じ物(はんじもの)」柄は
江戸文化のユーモアがたっぷり。その一部をご紹介します。

「鎌ゐ枡(かまいます)」

鎌とゐと升でかまいますと読ませます。
寿曽我対面(ことぶき そがのたいめん)で
曽我五郎・市川團十郎の 「かまわぬ」に対して、
初世市川男女蔵が朝比奈で 「かまいます」の柄を襦袢に作り、
二人で暴れ肌脱ぎに なる振りが大評判になりました。

「良き事聞く」

三代目尾上菊五郎より、この模様を音羽屋の持柄にしておりましたが、
六代目の「羽根のかむろ」の衣装に用いられ人気が出ました。
斧を「よき」、琴柱を「こと」、菊花を「きく」と読ませて
「良い事を聞く」と洒落ています。

「芝翫縞(しかんじま)」

成駒屋の代表的な柄で、
四本の縞と箪笥についている取手の鐶を組み合わせて
「四鐶」を「芝翫」と語呂合わせして出来た模様です。

伝統技法・注染染の鮮やかな発色、
独特の角のとれたかたちがなんとも風情がありますね。
これからの季節、スポーツでかいた汗をさっと手拭いで…
なんていうのも粋ですよ!


Store1894

2013年7月18日

From Edo to Marunouchi Vol.1
ジヴェルニーのモネ邸宅・黄色い壁

梅雨もあけて、いよいよ本格的な暑さの到来ですね!
Store1894では、開催中の浮世絵展に合わせ、
『Edo to Marunouchi』をテーマに、
江戸時代から続く老舗の商品をご紹介しております。
今回、特設ショップはがらりと模様替え。
壁の色はずばり、黄色です!




「浮世絵だったら、渋めの色が良いのでは?」と
思われるかもしれませんが、
実はこの「黄色い壁」、
フランスの画家・モネが晩年を過ごした
「ジヴェルニーの家」へのオマージュになっています。

モネの作品がジャポニスムの影響を
強く受けていることはご存知のとおり。
更に、彼は熱心な浮世絵の蒐集家としても有名です。
モネは自宅のダイニングの壁を黄色く塗り、
一面に浮世絵を飾って楽しんでいました。

モネのコレクションの中には
北斎の「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」など、
藍色を基調とした作品が多いため、
黄色い壁ととっても相性が良いのです。

ストアでは今回、
浮世絵復刻の専門店・アダチ版画と
スペシャルコラボレーションし、
モネがダイニングに飾っている浮世絵と
同じものを特別に5点セレクトしました!

さらに、浮世絵に合わせた
オリジナルセレクトの西洋額も5種類ご用意しております。
三菱一号館美術館・Store1894だからこそ再現できる、
ジャポニスムの世界観…。
西洋のフィルターを通してみる浮世絵は、
現代作品のような新鮮さがありますよ!


Store1894

2013年7月3日

STORE1894オリジナル・ペインター色鉛筆、販売中!


この度、STORE1894では
三菱一号館美術館オリジナルセレクション「ペインター色鉛筆」
の販売を始めました!

 

三菱一号館美術館の学芸員によって選ばれた、
「19世紀の画家達の色」の色鉛筆です。
一号館に縁の深い6人の画家:
ロートレック、ルドン、ルノワール、モネ、マネ、ヴァロットン。

個性溢れる画家達ひとりひとりを象徴する色を6色ずつ選び、
STORE1894・オリジナルペンケースに納めました。




三角形のかたちが三菱一号館美術館のロゴを彷彿とさせますね。



タグには19世紀を意味するフランス語が入っています。





普通のペンケースとして使用しても可愛いですよ!
さて、6人の画家とその色をご紹介します。


《トゥールーズ・ロートレック》
所蔵作品の要、ロートレック。
今秋開催の
「三菱一号館美術館名品選2013ー近代への眼差し 印象派と世紀末美術ー」
でも多数展示される予定です。
三菱一号館美術館所蔵のポスター作品を連想させる色みです。



アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
『悦楽の女王』
1892年
リトグラフ、洋紙
17.9 x 97.3cm
三菱一号館美術館 蔵
 




《オディロン・ルドン》
三菱一号館美術館所蔵「グラン・ブーケ」の作者です。
昨年の収蔵記念展では、その圧倒される迫力と
独特な雰囲気で一気にファンになった!という方も多いはず。
色鉛筆も、そのものずばり「グラン・ブーケ」から色をとっています。

 

オディロン・ルドン
≪グラン・ブーケ(大きな花束)≫
1901年
パステル、カンヴァス
248.3 x 162.9cm
三菱一号館美術館 蔵
 




《オーギュスト・ルノワール》
前回、大好評で幕を閉じた・クラーク・コレクション展の主役。
華やかなパステルカラーが目にも鮮やかですね。
 



《クロード・モネ》
こちらもクラーク・コレクション展でおなじみのモネです。
明るい中にも複雑な色みをのぞかせるのがモネらしいですね。
 



《エドゥアール・マネ》
三菱一号館美術館こけら落としの展覧会、
「マネとモダンパリ展」で人気を博しました。
暗色の中にヴィヴィッドな色が効いていて、洗練された印象ですね。
 



《フェリックス・ヴァロットン》
来年、日本初の個展「フェリックス・ヴァロットン -冷たい炎の画家」展
が三菱一号館美術館で開催されます!シックな色の組み合わせが新鮮ですね。
 



お好きな色の組み合わせはありましたか?
色鉛筆の鮮やかな色を眺めているだけで楽しい気持ちになりますよね。
色の組み合わせで確かに、
その画家の絵がイメージできるのがおもしろいところです。

ぜひとも三菱一号館にお越しの際には、記念におひとつ手に取ってみて下さい!
19世紀の画家の気分になれるかも?しれません。
常設ショップにて販売中(1,554円)です。

STORE1894