美術館ニュース

2012年12月21日

女優の黒柳徹子さん、建築家の内藤廣さん、シャルダン展御来訪

女優の黒柳徹子さんと建築家の内藤廣さんがシャルダン展にお越しになりました。
黒柳さんは「今回は初期の静物画、風俗画、後期の静物画という流れの中でシャルダンの作品をいっぱい見て驚き感動しました。初期の兎の絵は耳までよく描けているのが解ります。後期の兎はぬいぐるみみたいに可愛い。風俗画でモデルになっている若い女の子は神々しいまでに清純でイノセンス(無垢)を感じます。行儀正しく教育を受けている佇まいは柔順で美しいですね。それでも兎や女の子も、シャルダンが好んで描いた金属の鍋や陶器と同じように描いたのかな?って思います。この画家の物の見方が解る気がする。それに“バサバサ”“トゲトゲ”した所が全然ないじゃん?!ブレてなくていいじゃん!それに、背景の色の良さといったら!とても綺麗で『品格』とはどういうものであるかが解る絵です。あと《木いちごの籠》の木いちごは「いったいどうやって積んだのかしら??」って物凄い気になるわ!」と語ってくださいました。
内藤さんからは「シャルダンのことは高橋さんから「神無きスルバラン* 」だという話を聞いていましたが、こうして実際に作品を見てみると神はそこに居るように思います。些細で何物でもない中に美しさが宿っていて感動しています。」という素敵なコメントを頂きました。
*フランシスコ・デ・スルバラン(1598-1664)
スペイン絵画の黄金時代と言われる17世紀前半に活躍した画家。厳格なレアリスムを基調とした神秘主義的な宗教画・静物画を描いたことで名高い。
写真右:内藤廣さん/中:黒柳徹子さん/左:高橋明也(当館館長)

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